堕ちた海軍大将【トラファルガー・ロー】 (ページ26)

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第24話ページ26

夜。全員が寝付いたことを確認してテラスへ出る
　電伝虫と部屋に帰る途中で買った酒も持って

A「…月見酒もいいもんだなー」

『プルプルプル…プルプルプル…。ガチャ』

A「はい」

　こんな夜遅くに誰だ、と思いつつも電話に出る

『俺だ』

A「! ロー?」

　聞きなれた声、懐かしいような愛おしいようなそんな声

ロー『夜遅くにすまない。目をつけられないようにしねェと…』

A「大丈夫だ、問題ない。丁度、寝付けなくて月見酒してたところだ」

　片手に持っていたグラスをテラスに備え付けてあるテーブルに置く
　手すりに片手をついて空を見上げる

ロー『珍しいな。お前がそんな風流な事するなんて』

A「ちょっとな」

ロー『なんかあったのか』

A「……ロー。お前は…恩師と戦う事になったらどうする?」

ロー『! さァな…、その人との関わりによるかもしれねェ…』

A「そうか、ならいいんだ。ただ、少し興味があっただけだから」

ロー『……辛いならいつでも行って来い…と言いてェところだが、あいにく俺も警戒を続けなきゃならねェ立場にある。悪いな』

A「いや、大丈夫。今は支えてくれる奴らが居る」

ロー『なら安心だ。お前は溜めこむ奴だからな、たまには吐き出せ』

A「あァ、分かったよ」

　そのあと、少しの沈黙があったがローから話を切り出ししばらく話をつづけた
　ローと話している時間はあっという間で、早く会いたいという気持ちを奮い立たせるには十分すぎる時間だった

ロー『パンクハザードで、待ってる』

A「あァ、行けたら行く」

ロー『おいｗ』

A「ｗｗ。………早く会いてェな」

ロー『俺もだ。…話し込みすぎたな、悪い』

A「問題ない、楽しかったさ」

ロー『フッ……じゃあな、愛してるぜ』

A「お前、そんなキャラだったか?ｗまァいいさ…私もだ、おやすみ」

ロー『あァ、おやすみ』

『ガチャ……』

A「……//」

　自然と笑みがこぼれた