私は海兵、貴方は海賊３【トラファルガー・ロー】 (ページ10)

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第104話ページ10

あれから私は手を貸してもらいながら(ハンコックに)自室へ戻った
　礼を言い全員を見送った後ベッドに体を預けた。ポスっと空気の抜ける音がする

A「ﾌｩ……」

　久しぶりに会ったのにあまり話せなかったな…ロー
　いや、話したくてもバレたらいけないからどっちにしろ無理か

　怒ってるんだろうな、「2週間後」の約束が4週間…「約1か月」になってるんだから

「ため息つくと幸せが逃げるって言うぞ」

A「!! ロー」

ロー「1か月も待たせやがって…」

A「それは私に言われてもな…」

ロー「…まァ、お前が元気そうで安心した」

A「私はいつでも元気ハツラツだけど?」

ロー「フッ…それもそうだな」

　ドアにもたれかかっていたローだったが、あるいてベッドの隣に置いてある椅子に座る
　そういえば片付けるの忘れてたな…仕事に行く前にトーヤが休むのにちょうどいいから出しっぱなしにしてたんだった

　トーヤは鳥かごの中、ずっと一緒にいたが今は鷹の目によって鳥かごの中だ
　気を利かせて入れてくれたようだ。たぶん、トーヤもつかれていたんだろう。今は寝ている

ロー「それにしても、お前随分と不幸体質だな」

A「言われてみればだな。この前盲腸なって、今回は銃で撃たれる。サカズキさんに一生傷つけられるわで、確かに不幸体質」

ロー「肩の傷か」

A「んー…肩というよりか二の腕の方が残ってるな。肩はほぼ消えた」

ロー「そうか…」

　そういい立ち上がるロー
　刀は壁に立てかけてある

A「!なんだ、帰るのｋ＿うぉっ……なんだ?この体制は」

ロー「分かるだろ?押し倒してるんだ」

A「…サカリか」

ロー「そんなところだ。1か月も待たされた身になってみろ」

A「へいへい……ッ!バカっ何処に顔うずめてんだ!!」

　首筋に顔をうずめてきた。髪がくすぐったい

A「!いっ…」

ロー「俺のモン…って印つけといた」

A「はっ!?ふざけんな!!これじゃ見えるだろ!!?」

ロー「見せるためにつけんだろ?」

A「ﾁｯ、虫に刺されたとでも言って誤魔化すか…」

ロー「そうしろ。…首筋へのキスは「執着」本当は腰にでも付けたいんだがな」

A「おい」

ロー「ちなみに腰へのキスは「束縛」だ」

A「いっぺん死ね」
＿＿右からトーヤさん、18歳Aさん、現Aさん、ローさん (※トレス絵)