私は海兵、貴方は海賊３【トラファルガー・ロー】 (ページ8)

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第102話ページ8

ヒナ「本当?」

A「あァ…本当だ、そこだけ記憶があやふやなんだ…」

ガープ「むぅ…やはり倒れた時の頭の打ち所が良くなかったのか…」

A「……すまん」

ヒナ「貴方が謝ることないわ」

A「あァ」

　今、話しているのは「誰に撃たれたか」という事だ
　私は撃たれ、倒れた時に頭を打ち付けたようで「誰に撃たれたか」という部分の記憶が抜け落ちてしまっている

　背中にクッションを入れ、上半身を起こした状態でお爺ちゃんとヒナと話している
　ほかには誰もいない

A「……海楼石の手錠をつけられて…それから……」

ヒナ「無理に思い出さなくてもいいのよ?誰か目撃者を捜すから。ヒナ捜索」

A「目…撃者…?あ、ああ!!そうだ、誰か…誰かの人影を見たんだ!!確か…ハンドアイランドの森の中に」

ガープ「ならば島民とお前と一緒に行った海兵を手あたり次第聞いてまわるしかないか」

ヒナ「すぐに部下を動かすよう手配してくる」

ガープ「わしは、海兵の方を聞いて回ろう」

A「…もう少し頑張ってみる。何か思い出したら電伝虫で連絡する」

　2人は頷いて部屋を出た
　時刻は昼。窓を開けていて風になびくカーテンの隙間からは太陽が見え隠れしている

　あれは夢だったんだろうか
　あの短い再開の間、私は2週間も意識を失っていたという
　私の意識が戻り次第、このことについて聞くつもりだったらしい

A「……」

　なんとなく窓の外を見て黄昏ているといきなりドアが「バン!」と開く
　ここは本部内にある小さな病室。もっと静かにあけることは不可能なのだろうか

　そんな事を思いつつドアから流れ込んでくる人の方へ目線を向ける
　流れ込んで来たのは意外な人物達

ﾊﾝｺｯｸ「意識が戻ったそうじゃな!!無事で何よりじゃ!」

ミホーク「見まいに来た」

ドフィ「フッフッフッ、元気か?小娘」

ロー「…顔色はいいみてェだな」

A「わぁ豪華なメンツ」

ﾊﾝｺｯｸ「あァ、妾の愛しきA…!!」

A「姐さん…!!」←

　ギュッと抱きしめてくれるハンコック、テラカワユス←
　あァ、マジ天使だ。この人

ミホーク「リンゴ食べるか?」

A「食べる」

ドフィ「フッフッフッ…お前、本当に銃で撃たれたのか?その割にはかなり元気そうじゃねェか」

A「撃たれましたが何か文句がおありで?」

ドフィ「いいやァねェよ」

ロー「…しばらくは安静なんだろ?」

A「らしい。ﾓｸﾞ…リンゴウメェ」

「「;通常運転」」