私は海兵、貴方は海賊３【トラファルガー・ロー】 (ページ3)

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第97話ページ3

A「何事だ!!」

「あァ!!?誰だ、貴様!」

A「名乗るのはお前だろう!!というより貴様こそ誰に向かって口をきいている!!」

　海兵の一人にそう言われ頭に血が上る
　…コイツに根性焼きかましたる……!!

「はァ!!?黙れ、部外者!!この街では見かけん顔だな!」

A「私は、海軍本部大将Aだ!!貴様は上司の顔も知らんのか!」

たしぎ「Aさん!落ち着いてください! 貴方たちはもう基地へ帰りなさい!!」

　たしぎちゃんは私がこれからこいつ等に何をしようと考えているのがわかったのか部下を基地へ帰した

　ﾁｯ、根性焼きのチャンスが…痛みと恐怖を植え付けるチャンスが…←

A「…失礼。何があったのかお話願いますか?」

「実は我々の息子達の捜索願を…」

A「捜索願?たしぎちゃん、どういうことだ?」

たしぎ「実はここ数年で子供が突然いなくなる事件が多発していまして…何度も捜索願を受理してヴェルゴ基地長が捜索してるんです」

A「誘拐の線は?」

たしぎ「それが…いつも決まって「事故」の一言で終わりでして…」

A「……そうか。じゃあ、こうしよう。私が単独で動こう、もちろん休暇を取った日に限るがな。あなた方の子供の捜索…力を尽くせる限り協力いたしましょう」

　泣き崩れている婦人の前に片膝をついて目線を合わせるようにして言う
　その婦人はまた泣き出してしまって夫と思われる男性に支えられる

A「それでよろしいですか?」

「っ…はい……!!」

A「…では、休暇の日捜索し終わった後にたしぎ大佐に私から連絡を入れますので…。たしぎちゃん、皆に伝えれる余裕ってある?」

たしぎ「は、はい!!もちろんです!」

A「じゃ、写真、預かりますね」

「宜しくお願いします!」

「お願いします…」

　捜索願を出しているという親から子供の写真を預かり、子供の名前を聞く
　後で船に戻ってリストを作らないとな…

A「…政府関係者も立ち入り禁止の島とかは捜査できないが……全力を尽くすことにするか」

たしぎ「ありがとうございます、Aさん」

A「いいんだ、大切な人を失う辛さは分かるから……」