第5話 ページ5
「ハァ…、っハァ……」
頬を伝う汗を拭い、目の前の海賊へ向き直る。刀を構え直し、ジリジリと距離を測っていれば、背後から独特の音がした。驚き、振り返ると海賊が増えていた。
「光線ぶっ放すしか脳がねェのか…！」
「トラファルガー・ロー……！ 後ろの奴は、確か…“キャプテン” ジャンバール…」
「チッ、“水龍”か…。厄介な相手だ」
「邪魔すんじゃねぇ！ トラファルガー！」
「俺に命令するな、ユースタス屋」
共闘をすればいいものを、目の前で言い合いを始める2人。好都合と捉えたのか、隣のパシフィスタから光線が放たれる。舞い上がった土埃に混じって、トラファルガーへ斬りかかった。
「！ っ、“ROOM”」
「！」
「“シャンブルズ”」
「なっ…！」
確かに目の前に居た筈のトラファルガーは、いつのまにか背後へ回っていた。悪魔の実の能力なのは、一目瞭然。このままでは後ろからやられる、そう思い“剃” で移動。間一髪で回避した。
「能力者め、厄介だな」
「それは、こっちにセリフだ」
「(向こうはリーチがある…。加えて、あの長刀……。部が悪いのは、私か…)」
再び距離を空け、刀を握りなおす。脳内でどうしようかと考えていれば、電伝虫が鳴った。
思わずポケットに手を当ててしまい、その隙を突いたトラファルガーに一撃を入れられる。受け身を取り損ね、そこそこの距離を吹き飛ばされた。
「い…、って……」
その間も鳴り止まない電伝虫。距離が空いたのをいいことに、通信を取った。
「こちらA」
『あっれ〜〜…、おっかしいねぇ』
「番号、間違えてますよ」
『おー、それは悪かったねぇ』
「切ってもいいですか。海賊に逃げられます」
『ん〜、了解』
一言断りを入れ、通信を切る。そこまで長い時間話しても居ないし、距離もまだ近い。パシフィスタが足止めをしているのならば、早く合流して逮捕しなければ。
刀を鞘に収め、飛ばされた方向へ走る。戦闘を行っていた場所へ到着するも砂埃が舞い、パシフィスタも倒れていた。もちろん、海賊達の姿はなかった。
「………逃げられたか」
周囲を見渡すも、人の気配はなく、確実に逃げられていた。
大きなため息と共に、電伝虫で連絡を入れた。
「こちらA。トラファルガー・ロー及びその仲間、ユースタス・キッド及びそに仲間、取り逃しました。島内の散策を開始します」
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こめっと(プロフ) - すみません、仕事忙しくて全然更新できてません。落ち着いたらまたちまちまやります… (2023年3月24日 22時) (
レス) id: 10f010dabd (このIDを非表示/違反報告)
こめっと(プロフ) - ルカさん» こんばんは。パスワードとは、こちらのリメイク前の作品のものになりますか？ (2022年11月30日 22時) (レス) id: 10f010dabd (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - R-18のパスワードがわかりません，どうしたらいいですか? (2022年11月30日 6時) (レス) @page23 id: a671b722f5 (このIDを非表示/違反報告)
こめっと(プロフ) - やこさん» こんばんは！♡とか濁点とかいっぱい使っちゃっていいですか？？？？(息荒げ (2022年11月27日 22時) (レス) id: 10f010dabd (このIDを非表示/違反報告)
やこ(プロフ) - 好きです。こんばんは！ｴｯｯｯｯｯｯｯｯﾛｲの待ってます((( (2022年11月27日 0時) (レス) @page23 id: b158067adc (このIDを非表示/違反報告)
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