第27話 ページ27
「っあぁ〜……」
翌朝、足の痛みで目が覚めた。軽く捻っただけだと、放置した上に走り回って、戦闘までして、そりゃ悪化もするだろう。
綺麗に腫れて、痛むようになってしまった。
「(歩け…なくはない…。から、大丈夫だな)」
ベッドから降りて、クローゼットへ。数歩歩くと、痛みはあるが歩けなくはないことが分かり、湿布と包帯で足首を軽く固定する。
今日は休み。足の上げ下げをなるべくせずに着替えられる、巻きつけ式のロングスカーレットをひっぱり出し着替えを済ます。
「よし。トーヤ、おはよう」
ベッド横の鳥籠を開け、相棒を出してやる。肩に停まる彼を撫でて、そのまま朝食を用意する。コーヒー片手に新聞を捲り、世の中のニュースを確認。マリンフォード頂上戦争があってから、大きな騒ぎはあまり見られなかった。
「("麦わらの一味"の記事は……、ない、か)」
新聞を閉じ、食器を片付ける。
左太もも内側に短刀を隠し、テントなどのキャンプ用品を少し用意した。全て纏めて、相棒の能力で持ち運びやすい大きさに小さくしてもらう。
「これでよし……。靴…」
瓦礫の中から探し出してきた、おしゃれ用の靴。どれもこれも、少し背が高い。
「(捻挫してるのに、これしかないの辛いなぁ…。仕方ない)」
一番背の低いものを選び、着用する。
財布を持ち、甲板に出、大きくなった相棒の背に乗り女ヶ島を目指す。道中の適当な島で降り、酒屋で一番いいものを数本、食料も少し購入した。
「贈り物かい？」
「え。あ、ああ…、お礼に渡そうと」
「ラッピングはどうする？ 一応、無料だけど」
「あー……、しなくていい…かな」
＊
買い物も終わり、また相棒に飛んでもらう。
女ヶ島の港へ降り立てば、周りを囲まれた。
「…海軍本部中将、モンキー・D・A。女帝 ボア・ハンコックへのお目通りを願いたい」
しっかりと前を見据えて申し立てると、案外 すんなりと動いてもらえた。しばらくすると、杖をついた老女がやってきて「ついてきなされ」と先導するように歩いて行く。
険しい森を進んでいけば、途中「このまま真っ直ぐ進めば、目的地に着く」とだけ伝えられ、老女は来た道を戻って行った。
「(なんとなく、察してくれたんだろか)」
言われた通り草を掻き分け進んでいくと、九蛇のマークが描かれた目隠しに到着した。この向こうに、彼らは居るのだろう。
隙間を探して通り抜ければ、お目当ての相手達が居た。
「！ か、か、海兵ぃ〜〜っ！！」
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こめっと(プロフ) - すみません、仕事忙しくて全然更新できてません。落ち着いたらまたちまちまやります… (2023年3月24日 22時) (
レス) id: 10f010dabd (このIDを非表示/違反報告)
こめっと(プロフ) - ルカさん» こんばんは。パスワードとは、こちらのリメイク前の作品のものになりますか？ (2022年11月30日 22時) (レス) id: 10f010dabd (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - R-18のパスワードがわかりません，どうしたらいいですか? (2022年11月30日 6時) (レス) @page23 id: a671b722f5 (このIDを非表示/違反報告)
こめっと(プロフ) - やこさん» こんばんは！♡とか濁点とかいっぱい使っちゃっていいですか？？？？(息荒げ (2022年11月27日 22時) (レス) id: 10f010dabd (このIDを非表示/違反報告)
やこ(プロフ) - 好きです。こんばんは！ｴｯｯｯｯｯｯｯｯﾛｲの待ってます((( (2022年11月27日 0時) (レス) @page23 id: b158067adc (このIDを非表示/違反報告)
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