第26話 ページ26
「よし…。余ったのは、ここ置いておいていいかな？」
カーテンで区切られた一室で、届く範囲で自分の傷を癒やす。治療に必要な薬や包帯を余分に渡してくれていたようで、余ったものをベッドの上に置く。
「はい！」
バタバタと慌ただしくしている途中、足を止めてわざわざ答えてくれる。申し訳なくて、一言 謝罪してから立ち去った。
「(さて…、片付けだ)」
＊
「センゴクさーん」
「！ おお、戻ったか。モモンガから話は聞いたが、大丈夫か」
「はい。すみません、取り逃しました」
「手負いだったのが痛手だったな。………無事でよかった」
大きな手で頭を撫でられる。幼い頃より見てもらっているからか、彼にとって私はいつまでも子供なのだろう。しかし、ひどく安心するのだ。
「…はい。とりあえず、片付けしてきます」
「ああ」
軽く一礼し、瓦礫の撤去へと参加する。大きな瓦礫は巨人族に頼み、それよりも大きなものに関しては相棒の出番だ。
「トーヤ、頼んだよ」
そう言うと元気に一声あげてくれる。無機物と自分自身、大きさを自由に変えることができる"悪魔の実"の能力。こういった時、便利だと思ってしまう。
「助かるな」
「そうですね」
小さくなった瓦礫を退かし、作業は順調に進む。日も傾きかけたころには、かなり片付いた。
しばらくは、交代でこうして片付けだろうな。と考え耽っていると、足を滑らせてしまった。疲労もあって、踏ん張りが効かず軽く足を捻る。
「っと、てて…」
「おーい、A！今日はそろそろ終わろう！」
「はーい」
2〜3日は続くであろうこの作業。それが終わったら、少し休みをもらおう。
少し買い物をして、ルフィの様子を見に行こう。敵対していても命の恩人だ。トラファルガーにも、何か礼をしないと。
「先にセンゴクさんに、申請を出しておこうか」
どうせマリンフォードにある家は壊れてしまっていて、軍艦で寝ることになるだろうし、ついでに寄っていくことにした。
＊
次の日も、その次の日も、片付けに追われた。途中途中で通報を受けての出動もあり、そこそこに忙しかった。
「はぁ〜……、疲れた」
「お疲れ様。明日から3日、休みでしょ？ 今日はもうあがって休みなよ」
「ありがとうございます。でも、皆まだやってるのに帰れませんよ」
「あらら、本当 真面目だね」
「クザンさんが不真面目なんです」
「言うじゃないの」
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こめっと(プロフ) - すみません、仕事忙しくて全然更新できてません。落ち着いたらまたちまちまやります… (2023年3月24日 22時) (
レス) id: 10f010dabd (このIDを非表示/違反報告)
こめっと(プロフ) - ルカさん» こんばんは。パスワードとは、こちらのリメイク前の作品のものになりますか？ (2022年11月30日 22時) (レス) id: 10f010dabd (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - R-18のパスワードがわかりません，どうしたらいいですか? (2022年11月30日 6時) (レス) @page23 id: a671b722f5 (このIDを非表示/違反報告)
こめっと(プロフ) - やこさん» こんばんは！♡とか濁点とかいっぱい使っちゃっていいですか？？？？(息荒げ (2022年11月27日 22時) (レス) id: 10f010dabd (このIDを非表示/違反報告)
やこ(プロフ) - 好きです。こんばんは！ｴｯｯｯｯｯｯｯｯﾛｲの待ってます((( (2022年11月27日 0時) (レス) @page23 id: b158067adc (このIDを非表示/違反報告)
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