第21話 ページ21
「麦わら屋とは悪縁も縁。こんな所で死なれてもつまらねェ!! そいつをここから逃がす!!一旦俺に預けろ!! 俺は医者だ!!!」
「トラファルガー・ローです!! "北の海"のルーキー!!」
「だからどこの馬の骨だってんだ」
「急げ!! 2人共だ、こっちへ乗せろ!!」
助けに来たのだろうか。2人を運んでいる"道化"に向かって叫んでいる。
それでも信用できるかを考えているのだろうか、なかなか渡そうとはしなかった。
「置いてきなさいよォ〜…。"麦わらのルフィ"をさァ」
「っ、バギー〜〜!!!」
グッと地面を踏みしめ、月歩を使って飛び上がり刀を構える。ちょうど同じタイミングで、ボルサリーノさんも来たようで焦った彼は、2人をトラファルガーへ向けて投げた。
「くそっ…、空振り…！」
形だけでも、攻撃のために刀を振り下ろす。バギーは交わしたが、もとより充てるつもりはあまりなかった。そのまま着地し、周りを見渡す。
「士気が…、下がらない…」
追うべき海賊は、すでに戦意なく撤退を始めているのに必要以上に追っている。海賊という"悪"を許すな、という声が聞こえてくる。見聞色の覇気にかかる"声"が、どんどん減っていく。
「ちゅ、じょ…」
「！」
近くに居た海兵が、血を流しながら助けを求めてきた。肩に腕を回し、転がっていた瓦礫に一旦座らせてやる。応急処置として、コートを破り傷口を縛ってやる。
私の義弟はどんなに願っても帰ってこないが、彼はまだ助かる。
「捨て置け！」
「！ 彼は、今 治療すれば助かるんだぞ!?」
命を軽視する発言に感情が高ぶり、涙があふれる。それでも、立場上 自主的に刀を置くことは、示しがつかない。彼に一言謝罪し、唇を噛んで逃げる海賊を追うために走り出そうとしたとき、静止を求める声が聞こえてきた。
「そこまでだァア〜〜!!」
サカズキさんの前に両腕を広げて立ちはだかる海兵が一人。ピンクの髪が特徴の、よく知った青年だった。
「もうやめましょうよ!! もうこれ以上、戦うの!! やめましょうよ!!」
「(コビー……)」
「命がも゛ったいだい!!!」
何よりの正論だった。
「兵士…、一人一人に…! 帰りを待つ家族が居るのに!! 目的は、もう果たしてるのに…!! 戦意のない海賊を追いかけ…！ 止められる戦いに欲をかいて…!! 今、手当てすれば助かる兵士を見捨てて…!! その上にまだ犠牲者を増やすなんて 今から倒れて行く兵士達は……!!まるで!!!」
「コビーか…!!」
「バカじゃないですか!!?」
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こめっと(プロフ) - すみません、仕事忙しくて全然更新できてません。落ち着いたらまたちまちまやります… (2023年3月24日 22時) (
レス) id: 10f010dabd (このIDを非表示/違反報告)
こめっと(プロフ) - ルカさん» こんばんは。パスワードとは、こちらのリメイク前の作品のものになりますか？ (2022年11月30日 22時) (レス) id: 10f010dabd (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - R-18のパスワードがわかりません，どうしたらいいですか? (2022年11月30日 6時) (レス) @page23 id: a671b722f5 (このIDを非表示/違反報告)
こめっと(プロフ) - やこさん» こんばんは！♡とか濁点とかいっぱい使っちゃっていいですか？？？？(息荒げ (2022年11月27日 22時) (レス) id: 10f010dabd (このIDを非表示/違反報告)
やこ(プロフ) - 好きです。こんばんは！ｴｯｯｯｯｯｯｯｯﾛｲの待ってます((( (2022年11月27日 0時) (レス) @page23 id: b158067adc (このIDを非表示/違反報告)
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