第19話 ページ19
「2人の逃げ道を作れェ〜〜!!」
「"火拳"と"麦わら"を処刑しろォ〜!!」
周りの海賊達が、2人の為に海兵を切り倒し道を作り出す。義兄弟とはいえ、長い時間を共に過ごしただけある。実の姉よりも息があっていて、嫉妬してしまう。
「強くなったなルフィ!」
「いつかエースも超えてみせる!!」
「"アイス塊"」
「わ!!あいつ」
「じゃあ まだ今は俺が守ろう。さがれルフィ」
「"暴雉嘴"!!／"鏡火炎"!!」
大将青雉の攻撃を自身の能力で受けるエース。氷と炎の衝突は激しく、周りには蒸気が発生した。
「いい蒸気だ…。"クラウド"」
「ぅわ、A！」
それを利用し、技に繋げる。自分で作るより、巨大な雨雲が完成した。おそらく雑魚くらいなら一層できるだろう。
「"スコール"！」
「あぁあ！ イテェぞこの雨！」
「避けきれねぇ〜！ぎゃぁああ！」
雑音も聞こえなくなるほどの集中豪雨にしてやった。水圧を弄れば鉄をも貫ける水。針のような雨にするのなんて容易い。
「運命は…残酷だな。ルフィ」
「どいてくれ！姉ちゃん！」
「退かない。お前は、ここで私が……。私が…」
祖父が殴らなかった理由が、よくわかった。向き合えば、走馬灯のように思い出が脳内を巡る。刀を握る手が震える。息が苦しい。
「A…」
「エース、ルフィ…。…どうして、海賊なんかに……」
本心だった。
祖父の言う通りに海兵になれば、こんなことにはならなかったのだから。海賊に情を持つなと、言われてもそれは無理な話だ。
ぐっと堪えていた何かが崩れた。頬を冷たいものが伝う。ああ、柄にもなく泣いてしまった。しかも戦場で。
「………っ」
「行くぞ、ルフィ」
「…エース」
「今は、生きてここから逃げる！それだけ考えてろ！」
こぼれ落ちる涙を拭えば、目の前にいた弟達は居らず、はるか後ろへと移動していた。
割り切ることは難しいと感じた。やはり、どこまで行ってもあの子達は可愛い弟なのだから。
「殴りもしなかったな、あの子達」
「水龍！覚悟ォ！ ぐぁあっ」
飛びかかってきた海賊を一太刀で切り倒す。
「(サカズキさんに見つかったら、身内でも容赦するな。って怒られちゃうなぁ)」
刀についた血を振り払い、逃げる弟達を追う。
向かってくる海賊たちと剣を交えては倒し、打撃を受けては六式でやり返した。目の前の海賊ばかりを追って、倒して。気がつけば、逃げる弟達から少し離れていた。
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こめっと(プロフ) - すみません、仕事忙しくて全然更新できてません。落ち着いたらまたちまちまやります… (2023年3月24日 22時) (
レス) id: 10f010dabd (このIDを非表示/違反報告)
こめっと(プロフ) - ルカさん» こんばんは。パスワードとは、こちらのリメイク前の作品のものになりますか？ (2022年11月30日 22時) (レス) id: 10f010dabd (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - R-18のパスワードがわかりません，どうしたらいいですか? (2022年11月30日 6時) (レス) @page23 id: a671b722f5 (このIDを非表示/違反報告)
こめっと(プロフ) - やこさん» こんばんは！♡とか濁点とかいっぱい使っちゃっていいですか？？？？(息荒げ (2022年11月27日 22時) (レス) id: 10f010dabd (このIDを非表示/違反報告)
やこ(プロフ) - 好きです。こんばんは！ｴｯｯｯｯｯｯｯｯﾛｲの待ってます((( (2022年11月27日 0時) (レス) @page23 id: b158067adc (このIDを非表示/違反報告)
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