第13話 ページ13
「明日、か」
「ああ…」
港から他の島へ向かう、海兵の家族達を順次見送る。
泣きながら抱き合う者、涙を堪え別れる者、生まればかりの我が子を大事に抱く者、皆 最後になるかもしれない家族との時間を惜しんでいた。
「Aよ。……お前、無理して出にゃならんこともないぞ」
「ありがとう。でも、本部中将だから。頑張らないと」
祖父の目に、私はどう写っているのだろう。
祖父の目に牢獄にいる孫は、どう写っているのだろう。
聞けもしない疑問だ。
「出世なんて、するもんじゃないね」
「しかし、自由にやるには階級がいる」
「ごもっとも」
「………明日、ワシが間違えた時は 迷わず殺せ」
「………………。それは、私も言えるかな」
お互い顔を見合わせ、間違えた時は、の話をする。
私を見つめる祖父の瞳は、慈愛にみちていた。
＊
全ての住民の避難が完了し、最後の確認を行う。
配置場所・弾薬の数・全ての確認を終え、コーヒーで一息ついた時 ふと目に入った書類。手に取り、よく読むとシャボンディ諸島で集まっていた“最悪の世代”関連。
「(新世界での衝突報告はなし…。まだこっちにいるのか…？)」
静かな部屋に紙を捲る音だけが響く。余計なことを考えないためにも、とにかく書類を読み続けた。目を引いたのは、やはり“麦わらの一味”に関すること。
そして______。
「トラファルガー……」
気まぐれで助けられたあの日から、どこか引っかかる。
「はぁ…」
大きなため息が溢れた。
それを聞いて、心配したのかトーヤが肩に乗り、顔を覗き込んでくる。クリクリの目が可愛らしくて、思わず笑みが溢れた。
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こめっと(プロフ) - すみません、仕事忙しくて全然更新できてません。落ち着いたらまたちまちまやります… (2023年3月24日 22時) (
レス) id: 10f010dabd (このIDを非表示/違反報告)
こめっと(プロフ) - ルカさん» こんばんは。パスワードとは、こちらのリメイク前の作品のものになりますか？ (2022年11月30日 22時) (レス) id: 10f010dabd (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - R-18のパスワードがわかりません，どうしたらいいですか? (2022年11月30日 6時) (レス) @page23 id: a671b722f5 (このIDを非表示/違反報告)
こめっと(プロフ) - やこさん» こんばんは！♡とか濁点とかいっぱい使っちゃっていいですか？？？？(息荒げ (2022年11月27日 22時) (レス) id: 10f010dabd (このIDを非表示/違反報告)
やこ(プロフ) - 好きです。こんばんは！ｴｯｯｯｯｯｯｯｯﾛｲの待ってます((( (2022年11月27日 0時) (レス) @page23 id: b158067adc (このIDを非表示/違反報告)
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