66 ページ16
「ねェ!? どうだった?!」
「うるせぇ」
「気になるから教えてよ!!」
「小さかったな」
「触った!? ねー、バクゴー触ったのーー!?」
「うるっっせぇ!」
遅刻して来てすぐ、轟と爆豪は女子に囲まれる。
相澤から事情を聞き二人が来るのを待ちわびていたようだ。
「そんなに気になんならテメェで見に行けや!!!」
「そっか、そうだよね」
「では何か買っていきましょう!」
「いーねー、賛成!!」
女子は集まり何を買っていくかという話題で盛り上がった。
＊
「おい、マイク 浄ヶ��。来たぞ……ってなんだこりゃ」
放課後。
相澤は早くに仕事を終わらせ病院へ向かった。
「あ、消太ー」
「! 消太〜、手伝ってくれェ」
「だから何なんだ」
「出産祝いだーって色んな奴が持ってきてくれたんだよ。車に運ぶのにまとめてるんだ、手伝ってくれ」
「ハァ……。ったく」
しょうがねぇな、と言いながら相澤はマイクを手伝った。
おもちゃ、服、ベビー用品…中には食べ物もあり、これは処理に困るだろうなと相澤は思う。
「誰から貰ったんだ…」
「誰々来たっけ?」
「え〜っと…。校長、エンデヴァーさん、ギャングオルカさん、オールマイトさん、赤慈郎、香山さん……」
指折り数えながら見舞いに来た人を数えるA。
自分が来るまでにかなりの人が来たようだ。
「はぁ…。何も買って来なくて正解だったな」
「気持ちだけで十分だぜ」
「そうそう」
「せんせー! 来たよー!!」
「「！」」
突然扉が開き芦戸をはじめとする1-A女子が病室に来た。彼女の手には小さめの紙袋が１つ。
「わっ、無茶苦茶荷物ある!」
「じゃあ、これまた明日にする?」
「そうですわね…。これだけあるとお邪魔でしょうし…」
「何くれるの?」
「あ、浄ヶ��先生〜」
マイクと相澤は顔を見合わせて箱に詰めた祝いものを駐車場に静かに運び出す。
軽く手を振って2人を見送るとAは彼女達がくれた紙袋を開けた。
「わぁ、カワイイ…。前掛けだ」
「うん! 轟と爆豪が双子の女の子だって言ってたから」
「皆で選んだの!」
「ありがとう、助かるわァ。準備が終わる前に産まれちゃったから」
チラッと目線を隣で眠る子供に移す。
その視線を追いかけて女子たちの目線もそちらに移った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 190人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜澤(プロフ) - 子供は自由……尊死よ (2021年9月12日 1時) (
レス) id: 20b9b01cf5 (このIDを非表示/違反報告)
こめっと(プロフ) - 共依存狂愛ヤンデレ現在進行型(元まひまひ=イヴ)さん» 「結婚するー」台詞書けたので満足です(・∀・)ﾌｩ さぁ、私と契約して障子くんの夢女子になってよ!!!! (2018年6月14日 15時) (レス) id: 72ee759460 (このIDを非表示/違反報告)
共依存狂愛ヤンデレ現在進行型(元まひまひ=イヴ) - 最後に天晴さんキターーーーー(・∀・´*)ーーーーー！！完結おめでとうございます！これからも頑張ってください！ (2018年6月13日 22時) (レス) id: 3dd76b4fff (このIDを非表示/違反報告)
こめっと(プロフ) - ベルさん» |壁|゜∀゜)bﾔｯﾀｾﾞ (2018年6月10日 20時) (レス) id: 3de864d023 (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - こめっとさん» 任せろ(鼻血)ｂ (2018年6月10日 18時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
