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休憩を終え、教室に戻ると、新しく衣装が準備されていた。

午前と衣装を変えるから休憩に出るときは制服で、と口酸っぱく言われたのか。
まあ、衣装のまま校内周りたくなかったから着替えるつもりだったけど。

朝はほとんど時間がなかったから、自分の姿を見ることは出来なかったけど、午後は出る前に姿見で見ることができた。

表に出て、接客をこなしながら、男子生徒のこともみてみる。ひらひらメイド服のスカートを翻す姿をみてちょっとだけ羨ましくなった。

男子までもがかわいい。
そうか。これが元の違いか。

だけどやっぱり羨ましい。

スカートはあんまり得意ではないし、普段着ることもないけれど、文化祭で、こういうことをやると知ったから、普段しないような格好をしてみたかった。

「あの……一緒に写真…撮ってもらってもいいですか…?」

そう声をかけてきた人は、どうやら他校のようだった。

いいよ、と一言承諾をすると一緒に写真を撮った。

カフェとは違った列がいつの間にか形成されており、わたし待ちの客層も増えた。

人の波が収まった頃、息をついていたら誰かから声をかけられた。

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作者名:ゆめみるきのこ | 作成日時:2023年8月19日 14時

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