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ちかづいた日 ページ22


あっという間に夏休みは明けた。
風の噂(というかクラスの女子たちが教えてくれた)で野球部が甲子園予選の決勝で敗れたということを聞いた。

三年生たちは引退をし、一,ニ年生を中心とする新チームが作られた。
そしてキャプテンには御幸さんが選ばれたという。

夏休みは明けてもまだまだ暑い教室。
スカートを捲し上げ、頬杖をつきながら、頑張っているな、なんて考えていた。

夏休み気分がまだ抜けきっていないのか、それとも夏バテかどうもやる気が出ない。

タオルを被って机に突っ伏していると、誰かが近付いてくる足音が聞こえた。顔を上げるとそこには御幸さんがいた。

金丸や沢村など、咄嗟に出てくる野球部の名前を伝えてみるが、そうではなかったらしい。

どうやら"話したいこと"はわたしにあるみたいだ。

告白、された。
しかもクラスメイトに。
何かのいたずらなのか、それとも新手の不幸の手紙なのか。
名前をみても1ミリもピンと来ていないのは内緒。

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作者名:ゆめみるきのこ | 作成日時:2023年8月19日 14時

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