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#13 ページ13
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なんでこんなところに座らされて、倉持先輩ににらまれているのかというと…まぁ長くなるからいいや。省略で。
「で、なんで急に蹴り飛ばしてきたわけ?」
「この記事をたまたま入った本屋で見つけたんです。
高校も決めてなかったしやりたいことも特になかったけれど、見た瞬間心を奪われました。
単なる憧れなんです。
野球は本当に何にも知らないけど、この前はじめて試合をみたんです。そしたら気が付いたら泣いていました。冷静になって考えれば全然悪気がないのなんてわかるのに、頭で考えるよりも身体が先に動いてました。って。こんなこと誰に言ってるんでしょうね。ごめんなさい。」
話終わって急に恥ずかしさが出てきて下を向いていたら、肩に手の感触を感じた。
顔をあげてみると倉持先輩だった。ついでに周りを見てみると春市と東条くんの姿もあった。その手にはわたしが置いていったカバンがあった。
「悪かったな。
憧れている存在をバカにされるとそりゃ冷静でいられねえよね、悪い。」
そうわたしの頭をくしゃくしゃっと撫でて戻っていった。
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設定タグ:ダイヤのA、御幸一也 , 小湊春市、倉持洋一、金丸信二
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作者名:ゆめみるきのこ | 作成日時:2023年8月19日 14時