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いかにもバカにしているようにしか見えなかった。
そう、もっと冷静になればもっと考えられたのだろうが、そんな余裕がなかったわたしは、思いっきりわき腹にタイキックを入れていた。蹴った瞬間、我に帰ることになる。
「はっ!!!ごめんなさい!!!倉持先輩。」
一瞬静まり返ったベンチ。唖然として目をぱちくりしている
1度見に行った試合で、倉持先輩はレギュラーで活躍していた。
そんな主力である倉持先輩を蹴ってしまった。
「……お前すごいのな」
その沈黙を破るように話し始めたのは、蹴り飛ばしてしまった倉持先輩ではなく、わたしが憧れて仕方のない御幸さんだった。ビックリして逃げようとしたのは言うまでもなく。
「ちょ待ち」
と肩を掴まれて恐る恐る振り返ると笑顔の倉持先輩がいた。
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設定タグ：ダイヤのA、御幸一也 , 小湊春市、倉持洋一、金丸信二
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作者名：ゆめみるきのこ | 作成日時：2023年8月19日 14時
