『黒子のバスケ』flag建設少女Ｘの憂鬱『トリップ』

嫌いなんだ ページ36

一回戦目、新協学園


こちらは、途中いろいろあったもののギリギリ勝つことができた


でも、見つけてしまった


ギャラリー・・・大勢の人間に交じって、


緑間・高尾がいたことに・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
〜高尾SIDE〜


俺は、今日真ちゃんと一緒に誠凛高校の試合を見に行った


その時、見てしまった


高尾「なっ・・・」


Aが、誠凛高校のベンチにいたのを・・・


高尾「真ちゃん・・・あれ・・・」


緑間「・・・」


俺らは、わかってた


少し前、Aがカッターで女子を切りつけたという事件


あれがAの仕業じゃないこと


犯人は、ケガをした女子自身ということ


でも、俺は、俺らは、Aの味方につけなかった


‘‘自分も嫌われたらどうしよう’’


そんなことを考えて、自身の保身のために、友達を・・・親友を、裏切ったんだ


そして、Aの姿を学校内で見かけることが少なくなった


真実をしってるのは宮地さんも同様


家に帰ってそのことを聞こうとしたら・・・もう、Aはいなかったらしい


‘‘人は簡単に裏切る。だから、人間は嫌いなんだ’’という置手紙と、


悪い意味ばかりの‘‘イラクサ’’を残して・・・


ベンチにいるAちゃんをみていたら、ふっと目があった


でも、次の瞬間・・・


『ウ』


『ラ』


『ギ』


『リ』


『モ』


『ノ』


そう、Aの口が動いた


俺は、しばらくそこから動くことができなかった

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