after day. ページ25
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『んっ……ふぅッ……』
「ほら、もっと舌出せって」
舌を絡めて熱い熱い濃厚なキス。
蘭のキスは特に熱くて濃厚な気がする……蘭としかした事ないけど。
竜胆は彼女とお出かけ。
家に1人だから飯作って、と呼び出された休日。
これはもしやついに……?!
と、ドキドキしながらも気合を入れて灰谷家へ。
簡単にご飯を作って一緒に食べて、ソファでゴロゴロしながら映画を観て。
これまで、そういう雰囲気になってきた……と思っても何故かスルーしていく蘭。
キスはされてもその先へは中々進まず、覚悟を決めたとて空回りが多かった。
今日こそは…!と思っていたものの、やっぱりスルーしようとする蘭に、私の方が痺れを切らしてしまった。
『やっぱり、処女は嫌だ?』
ヒグッと涙声になりながらの言葉に蘭はため息を吐いた。
「嫌な訳ねぇかんな?ただ、ハジメテでも手加減してやれねぇから」
『いいよ、蘭になら何されても良い』
「どうなっても知らねぇぞ」
そして、熱い熱い濃厚なキスを沢山落とされたのだ。
お互い身体が熱くなってきて、蘭に開発されて蕩けた私。
蘭も熱くてそろそろ……って時に、蘭は服のポケットをゴソゴソと。
ちゃんと避妊はしてくれるんだ、って安心してたら蘭が取り出したソレと一緒にポケットから出てきた物に私は目を見開いた。
『これ……』
バツの悪そうな顔の蘭。
喧嘩したあの日、引き千切って蘭にぶつけた胡蝶蘭のブローチ。
ずっと持ってたと言う蘭に、涙が止まらなくなって。
何度も何度も蘭に好きって伝えたの。
「ん、知ってるから、とりあえず……な?」
熱い蘭を受け入れた私は、また涙が止まらなかった。
end.
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尾熊乃碧 - ハラハラドキドキ、面白かったです。 (2022年6月4日 9時) (レス) @page26 id: 9bf86ec6ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりまる | 作成日時:2022年1月19日 23時