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「お前が煉獄杏寿郎か?ド派手な男だな!」


Aから貰った連絡先を頼りに、Aの後輩である宇髄天元を尋ねた。

アイツから話は聞いてるぜ、と大学を案内してくれる。

様々な学部の話や、サークル活動、食堂のメニューの多さも魅力だが、一番の魅力はド派手に良い女が多い!と話す。


「Aもド派手に良い女だろ?」


そうニヤリと笑いながら言う宇髄に杏寿郎は嫌な感覚を覚えた。


「A先生の事をその様に話すのは止めてくれないか!」


杏寿郎の言葉に宇髄は切れ長の瞳を丸くした。

なるほどな、と言いながらまたニヤリと笑う宇髄。


「安心しろ、アイツはド派手に良い女だが俺の好みじゃねぇ」

「どう言う事だ!」

「好きなんだろ?Aの事が」


そうかそうか若いねぇーと言う宇髄に、杏寿郎は好きとは何だ!と問う。

憧れの先生でもあるAの事を好きなのは当たり前であった。


「その好きじゃねぇわ」


もっとこう胸がド派手に熱くなるもんがあるだろう、と言われAと居ると心臓が熱くなることを思い出す。


「それが恋だぁ」

「こ、恋…」

「何でも聞けよ?お子ちゃまに手取り足取り教えてやるぜ?」


豪快に笑う宇髄は、杏寿郎に熱く恋愛を語った。

派手な見た目同様の宇髄の恋愛話は、杏寿郎にとって想像するだけで顔が赤くなるものだった。

もし、自分がAと…そんな事を考えては頭を振り、抱いてしまった恋心をおさえる。


「まぁ、教師と教え子じゃなぁ、土俵が違うからなー」

「ならば、俺が教師になったら良いのか!」

「まぁ、簡単に言やぁそうだけどよ」


お前は本当に教師になりたいのか?と、宇髄に言われた言葉を頭で繰り返し自分に問いかけながら、杏寿郎は大学をあとにした。




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きりまる(プロフ) - 光華さん» コメントありがとうございます(T-T)めちゃくちゃ嬉しいです!他も読んで下さってるんですね!ありがとうございます(T-T)こちら、これからチロチロ短編でアップしていきますので、宜しくお願い致します♪ (2020年6月2日 7時) (レス) id: a5f16a2551 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 最高です!初めてこの作品が更新された時からずっと読んでました!!他の作品も楽しみに読ませていただいてます! (2020年6月1日 22時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きりまる | 作成日時:2020年5月23日 0時

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