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ピピピピピピピピ…と朝を知らせるベルが鳴る。
『ん……』
「A、朝だよ、起きて」
『さと…るくん………おはよ………』
寝起きの無防備なA。
薄着のパジャマはめくれ上がって下着を付けていない事もあって、丸見え。
僕、よく我慢してるよね。
「おはよ、A」
『…………は？ちょっ、何で人間……！！』
昨夜、傑と電話した後、Aの顔を見てから猫に戻ろうとしたけれど彼女の閉じられた目から涙が溢れていたんだ。
グスグス言いながら眠るAは、そのまま僕にしがみついてきた。
そんな事を言っても信じないだろうから、今は黙って怒られてあげる。
「ゴメンゴメン、夜中に寝惚けて写真見ちゃったみたい、でも、安心して？何もしてないから」
薄着の女の子に抱き締められてベッドで一緒に寝てよく我慢できたと思うよ、ホント。
Aは何か言おうとしたけど、時計を見た途端、遅刻しちゃう！、と朝の準備に取り掛かる。
僕も任務が入っちゃったからね、とりあえず一旦高専に戻るか…伊地知に連絡だけしとかないとなー。
顔を洗ってキッチンを覗けば朝食の準備をするAが居た。
テーブルの上には高級缶詰め。
あぁ、Aと居る時は猫じゃないとダメなんだっけ。
って事は、ここに居る間は人間のご飯食べれない系か…。
まぁ、仕方ない…と、猫の姿に戻ろうとした時。
『え、猫になるの？猫だったら缶詰めになるけど……』
Aの手には良い色をした食パン。
上にはハムとスクランブルエッグ。
「良いの？Aと一緒の時は猫の約束でしょ？」
『まぁ…ご飯の時くらいは……』
「僕、コーヒーは甘い方が良いな♪」
『砂糖は自分でいれて下さい』
初めて向かい合って食べた朝ごはん。
高級缶詰めより好きかも。
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きりまる(プロフ) - ＹＵＩさん» コメントありがとうございます(*˘︶˘*).｡.:*♡完結目指して頑張りますので宜しくお願い致します！ (10月10日 21時) (
レス) id: 65bdf03365 (このIDを非表示/違反報告)
ＹＵＩ - 猫の五条さん、可愛いですね！更新楽しみにしてま✨✨ (10月8日 20時) (レス) @page1 id: 55f2ea0d21 (このIDを非表示/違反報告)
きりまる(プロフ) - 名無し25328号さん» 新作お待たせ致しました(*˘︶˘*).｡.:*♡完結目指して頑張りますので宜しくお願い致します♪ (10月6日 23時) (レス) id: 65bdf03365 (このIDを非表示/違反報告)
名無し25328号(プロフ) - 新作おめでとうございます！楽しみにしてました！ (10月6日 22時) (レス) @page1 id: a335c2c808 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりまる | 作成日時：2023年10月6日 19時
