男子トイレから出てきた孤爪くん

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研「勉強、教えて」

『おん？おっけ！』


昼休み、前に約束してた時間に孤爪くんがうちのクラスに来て私に勉強を教わりにきた。

研「数学のここ、わかんない」


『あーおっけ、これはね、ちょっと難しいそうに見えるけど意外とこの前のページの公式使えば「ねぇ、俺のこと、どう思ってる？」』



勉強始まって10秒、突然勉強以外の質問を投げられる。

『え？どうって、良き友人って思ってるよ」

とても勉強続かないタイプかなこの子
まだ始まって1分も経ってないよ.....




研「ふーん。あとは？」

『あ、あと？』

どうしたんだろう急に....


『あ、可愛い猫系の
「.......俺、女子じゃないよ」へ？うん、それは知ってるけど.....」


研「そうなの？じゃAさんちゃんと俺のこと男として見てる？」

『ぇ.........はい。...？』

研「そう、よかった。」







えなにこれ。なにこの漂う雄のフェロモン。

なにそのイケメンスマイル。

孤爪くんってこんな表情できる人だっけ。

どちらかといえば小動物系男子じゃないっけ。

なんなん、実はライオンなん。







キーンゴーンカーンコーン



その後無事に問題を解き解説して、ちょうど終わるごろに予鈴が鳴りクラスのみんなもゾロゾロと自分らの席に戻り始めた



研「ありがとう、じゃ戻るね」








『......孤爪くん、って、あれなのね。実は肉食系なの？』


研「肉食？なんのこと？」


「......やっぱなんでもない。」

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