嫉妬《七海side》 ページ8
虎杖「Aさん!この間さぁ...」
五条「A、今日も可愛い。」
硝子「ちょっとA、喋ってかない?」
真希「A、呪具倉庫の鍵ってどこだっけ?」
-
Aさんは人気者だ。
誰からも慕われるような、優しくて愛嬌のある人だ。
そんな彼女が自分を選んでくれただけでも喜ばしいことなのに、自分はそれ以上を求めていた。
自分以外にあの笑顔を振り撒く姿を、心穏やかには見ていられなかった。
-
五条「A、可愛い。僕のところに来てほしいなぁ。」
名前『五条さん!冗談はやめてくださいよ!』
五条「冗談じゃないよ、本気さ。」
虎杖「先生ズルい!もしAさんがナナミンと別れるなら、俺だって立候補するよ!」
釘崎「私も男だったら絶対にAさんみたいな人を選ぶな。」
名前『ちょっと、みんなしてどうしたの?恥ずかしい...。』
五条「顔が真っ赤じゃん、可愛いなぁ。」
七海「うちのAさんに、何かご用ですか?」
五条&虎杖&釘崎「うち...の...?!」
五条「別に大した用事じゃないよ。」
虎杖「そうそう!口説いたりしてないしてない!」
釘崎「なんで私まで変な空気に巻き込まれんのよ...。」
気がついたら我慢できなくなっていた。
七海「Aさん、今日は早めに帰りましょう。それでは。」
A『な、七海さん??』
-
〜帰りの車内にて〜
七海「...すみませんでした。」
A『どうしたんですか?体調、良くないですか?』
七海「いえ。Aさんが五条さんや虎杖君に笑顔を振り撒いていて...、嫉妬でしょうか...。」
A『嫉妬かぁ...。申し訳ない気持ちと、嬉しい気持ちが半分ずつです。』
七海「嬉しいとは...」
A『嫉妬する程、私のことを想ってくれているんてすよね?嬉しいです。』
七海「Aさんは、嫉妬は...」
A『私だってありますよ!七海さんが女性の職員さんと近くで話してるのを見ると、そこは私の場所なのに!って。』
七海「私も嬉しいです。」
A『気を付けますね、私も。でも、どんなことがあっても私のいちばんは七海さんですよ。』
七海「はい...。」
彼女も自分のことを想ってくれている。
改めてそう実感した。
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霧島もめん(プロフ) - 森さん» ありがとうございます!今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m (2022年2月22日 16時) (レス) id: 118f14d4f7 (このIDを非表示/違反報告)
森 - ひえええ…と…尊い… (2022年2月22日 2時) (レス) @page3 id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霧島もめん | 作成日時:2022年2月21日 14時