新居 ページ2
『あ!灯きました!』
七海「日没に点灯するようになっているんですね。」
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七海さんと同棲を始めた日、35階から見た夜景は今まで見たどんな景色よりも輝いて見えた。
『綺麗ですね〜!見入っちゃいます。』
七海「Aさんと見る夜景はどんな夜景よりも綺麗です。」
『私も、七海さんと見る夜景が一番です!』
2人で選んだ革のソファに座って夜景を眺めていた。
七海「今とても安心しています。」
『え...?』
七海「職業柄、決まった休日もないですし命の危険すらある。2人で過ごせる貴重な時間がこれから毎日あると思うと、安心しました。」
『そうですね...。ずっと2人とも元気で居られるかも分からないですし、少しでも長く七海さんと過ごしたいです。』
七海「さて、ワインでも飲みましょう。」
部屋の角に置いたワインセラーから、七海さんがワインを取ってくる。
七海「これは五条さんに貰ったものです。折角なので、いただいてみましょう。」
『五条さん、粋な贈り物もできるんですね...。』
七海「それじゃあ...」
私たちはそっとグラスをあてて乾杯した。
『私、幸せだなぁ。こんな素敵な人と一緒に居られて...。』
七海「Aさん?」
『大好きです、七海さん...!どこにも行かないでくださいね.....。』
七海「もう酔ってしまったんですね...。私はどこへも行きませんよ。それに...、私もAさんが大好きです。」
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『七海さん...自分で歩けますよぉ...。』
七海「はぁ。私の首に手を回してください。」
『お姫さま抱っこじゃないですかぁ...嬉しいなぁ...。』
七海「それじゃあ、ベッドに行きますよ。」
『はぁい......』
すっかり酔っ払った私は、七海さんに抱かれて寝室に運ばれた。
七海「それじゃあ、私は片付けてきま...」
『行っちゃうんですか?寂しいです...。』
七海「仕方ないですね、それでは。」
私の隣に七海さんが入ってきた。
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七海「今夜は離しません。」
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霧島もめん(プロフ) - 森さん» ありがとうございます!今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m (2022年2月22日 16時) (レス) id: 118f14d4f7 (このIDを非表示/違反報告)
森 - ひえええ…と…尊い… (2022年2月22日 2時) (レス) @page3 id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霧島もめん | 作成日時:2022年2月21日 14時