〜プロローグ〜 ページ1
「Aさん、私とお付き合いしてください。」
『私でよければ...、よろしくお願いします!』
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1ヶ月前、私は七海さんと付き合い始めた。
お互い、任務が重なって2人の時間は多くなかった。
しかし、たとえ仕事でも七海さんと同じ空間に居られるだけで幸せだった。
そんなある日...
七海「Aさん、少しお話があります。」
私はドキッとした。
『はい...』
七海「もしAさんの都合が良ければ、同棲...しませんか?」
『嬉しいです...!だって、2人で同じ家に帰れるんですよね...。』
七海「良かったです。」
七海さんはホッとしたような、優しい顔をしていた。
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その後の週末、私たちは不動産屋へ向かった。
店員「ご希望の間取りはございますか?」
七海「そうですね、3LDKでなるべく高層階でお願いします。」
私はなぜ3LDKなのか、高層階なのか分からないまま七海さんの隣に座っていた。
店員「それではお探し致しますので、少々お待ちください。」
『あの、なんで高層階の3LDKなんですか?』
七海「高層階は周辺の道路や建物から覗かれにくいですし、部屋数も私とAさんの部屋、それから2人の寝室と考えました。」
『なるほど、抜け目ないですね...。』
その後も築年数や立地を店員さんと相談する七海さん。
これからどんな部屋でどんな生活が始まるのか、私は胸を躍らせていた。
七海「Aさん、ここはどうでしょう。」
『どの部屋も広いですね!それに、35階、夜景が綺麗そうですね!』
七海「それでは、ここにしましょう。お願いします。」
店員「かしこまりました。それでは、お手続きの方に移らせていただきます。」
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その後も任務の合間を縫って様々な手続きや引越しの準備に奔走した。
そして遂に...。
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『やっぱり新築は綺麗ですね!それに広いです!』
七海「ここにして良かったです。Aさんが楽しそうで、私も嬉しいです。」
『早く夜にならないかなぁ〜。東京タワーのイルミネーションが楽しみです!』
七海「そうですね、私も夜が待ち遠しいです。」
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こうして2人の新生活がスタートした...
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霧島もめん(プロフ) - 森さん» ありがとうございます!今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m (2022年2月22日 16時) (レス) id: 118f14d4f7 (このIDを非表示/違反報告)
森 - ひえええ…と…尊い… (2022年2月22日 2時) (レス) @page3 id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霧島もめん | 作成日時:2022年2月21日 14時