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そのまま教室に向かえばまずバカでかい扉に驚いた。
これ身長2mあるヤツでも余裕じゃねえか。
中へ入ると既に何人もの姿が見えて自身の席の前に座っている金髪の男に声を掛けた。
少し話した感じコイツとは気が合いそうで安心する。
目の前に座る金髪の男は上鳴電気っつーらしい。名前的に電気を扱う個性かと思えば予想通りで笑ってしまった。
上鳴としばらく話すのに夢中になっていれば、「あ！切島同じクラスじゃん！」と聞き覚えのある声に名を呼ばれる。
声の方へ目線を向ければ俺の左前の方で女の子と話している芦戸の姿があった。
「…お、芦戸ー！また同じ学校だな！」
笑顔でそう答えたものの芦戸が雄英に合格すんのも当たり前だよな、と勝手に自分と比べて内心落胆する。
芦戸に手招きされ「上鳴、ちょっとわり」とだけ言って席を立った。
「あ、A、コイツ同中の切島っていうの！
良い奴だからAも仲良くしてやって〜」
『あ…うん。切島くん？よろしくね…？』
芦戸と話していた子が振り向き目が合う。
瞬間俺の身体は硬直してしまった。別に個性で固まった訳じゃねえ。Aと呼ばれたその子はついさっき校門でぶつかった子だった。上鳴と話したことで落ち着きを取り戻していた心音が瞬く間に加速するのがいやでも分かった。
「お、おー…。よろしくな！」とだけ言うので精一杯な俺はそのまま紅潮しているであろう顔を隠すようにすぐ自分の席に戻った。
席に戻れば上鳴がまあまあデカい声で「切島なんか顔赤くね？」とか言い出すから慌ててその口を塞いじまった。
経験したことのねえ俺でももうさすがに分かる。
この胸のざわつきとギュッと締められる感じ。息苦しいのにそれが苦じゃねえし、むしろむず痒くてソワソワする。なんなら少し心地いい…とか思っちまったり。
「はあ…。」
＿＿＿＿これは恋だ。
Aと呼ばれたまだ苗字も知らねえ好きなヤツをチラと盗み見れば、あの子もまた俺の方を見ていてバチッと目が合う。
目が合うなんて思ってなかった俺は慌てて目を逸らして漢らしくなかったと後悔した。
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そらの(プロフ) - 更新頑張ってください！楽しみにしてます! (5月29日 3時) (
レス) @page22 id: 17ad6f88d5 (このIDを非表示/違反報告)
ムー - え！？！？なんでこんな事になってるんだ！？早く戻ってほしいです！更新頑張ってください！ (2022年9月5日 22時) (レス) @page22 id: 812daaa6d6 (このIDを非表示/違反報告)
坊っちゃん団子 - 大好きです！！新しいのも楽しみです😭 (2022年3月17日 20時) (レス) @page9 id: 3aee63b9f2 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - うわぁぁぁ！！！ってなりました！！！声を大にして言いたい好き！！！！ (2022年3月17日 17時) (レス) @page10 id: 8911e7ad70 (このIDを非表示/違反報告)
奏海(プロフ) - 無気力に自信が有る人さん» はじめまして！コメントありがとうございます！切島くんside褒めて下さりありがとうございます🌷長らくお待たせしてしまい申し訳ありません。これからもお付き合い頂けると嬉しいです♥️ (2022年3月2日 21時) (レス) id: d291d10447 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏海
| 作成日時：2021年11月18日 21時
