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第七四幕 ♭ ページ26

猩「お嬢、どうしやす」

貴「…とりあえず手分けして探そう。集合場所はここでいいよな?」

猩「はい!!」


それから兄さんを探せが始まった
捜索して15分、一向に見つからない


夢『?!A見つけた!!』

貴「どこだ?」

夢「こっち!!」

夢幻は猫の姿となり歩いていく
僕はその後ろをついていくと兄さんが猩影君を鬼纏い


ー狒々の鬼纏 濃紅大申爪(こきくれないだいしんそう)

切裂とおりゃんせをぶった斬ってた

夜リ「恐怖で得た〈恐〉なんざぁ〈畏〉の一面にしかすぎねぇんだよ」

鬼纏を解くと咳き込む猩影君の姿が…


夜リ「猩影助かったぜ
祢々切丸の刃じゃねぇからモロくていけねぇや」

猩「……いきなりすぎまさぁー〈昼〉は〈昼〉でワナに人間のまま入るし…かんべんして下さいよ!」

夜リ「ああ…すまねぇ
猩影、今日からここはお前のシマだぜ

大きな畏に変えてくれよ。親父さんのためにも」


猩「はい…!!」

兄さんの前に顔を取り戻した子供達が勢ぞろいした

夜リ「あんたら………」

「ありがとう…」「あの男を退治してくれて…」
「これで…帰れます」

夜リ「ああ…って…あ、A」

……今気付いたのかよ!?


貴「遅い、気付くの!!」

夜リ「悪ぃ悪ぃ」

ポンポンと頭を撫でられ笑う兄さんに僕はそっぽ向く
何故か胸の奥がきゅんとしたからだ


切「ガハハハ…小生の畏が…消えてくで……あり〼
ま、せいぜいシマを奪い返されない様気を付けるんであり〼。…」

夜リ「何?」

切「〈畏の奪い合い〉は始まっている。お前らの知らないところで…深く蝕んでいるのであり〼。…

お前ら(・・・)の中にも…闇はしみこんでいる(・・・・・・・・・)…」

夜リ「どういう…ことだ?」

切「恐怖ある限り我ら〈百物語組〉は存在する
…〈小生〉が消えちまっても…語られ続けて欲しいねぇ…

とおりゃんせの……怪……」


とおりゃんせは消滅し目の前には鳥居が見えた


猩「三代目…」

夜リ「百物語組か……」


闇はしみこんでいる…
つまりは裏切り者がいるという事になるのだろうか


とおりゃんせはこの日消滅した




ー〈百物語組〉ー


謎だけを残して_____

第七五幕 ♪→←第七三幕 ♪



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小町(プロフ) - 甘党さん» ありがとうございます!只今はnaruhaneが…消えてしまい…… (2016年5月8日 19時) (レス) id: a8fa8bc22f (このIDを非表示/違反報告)
甘党 - 面白いです!一度読んだらそのまま読み続けて…更新頑張って下さい!! (2016年5月8日 19時) (レス) id: ebc513d4ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小町&ナルハル x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2016年2月28日 22時

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