第七十幕 ♭ ページ22
本家でもお年玉貰えたからよしとしよう←
さて僕は今、外出なうです
本家じゃみんな暴れまくってんじゃないかなぁ
やってきたのは山吹の花が咲く神社
とは言っても今冬だから咲いてはいないんだけどね
夢「A?どうしてここにきたの?」
貴「…全てここから始まった場所だから…かな?
新しい年を迎える前に一回来たかったんだ」
夢「……Aは今幸せ?」
貴「…さぁ?よくわからない」
確かにずっと本家で暮らすことを夢見てきた
今はそれが叶い念願の本家暮らしをしている…
だからと言って幸せなのか自分自身ではわからない
兄さんがいて
父さんがいて
母さんがいて
じいちゃんがいて
奴良組のみんながいて……
これだけでいいはずなのに…なんでだろう
なにか物足りない・・・
貴「僕はこれ以上何を望むんだろうね」
夢「……A」
「A!!」
いきなり名を呼ばれ振り返ると兄さんが焦った表情を浮かべながらこちらに近付いてきた
え?何なn……ぐふっ
次の瞬間では兄さんの腕の中にいる
貴「え?その…に、兄さん?」
夜リ「バカ、いきなりいなくなんじゃねーよ!
びっくりするじゃねーか」
貴「あ、うん…ごめん」
夜リ「ったくこんなに体を冷やして…風邪引くぞ」
貴「……うん」
夜リ「ほら帰るぞ。一応Aも主役なんだからな」
一応って……あ、忘れてた
貴「兄さん、清継さん達と初日の出みるんじゃなかったの?」
夜リ「……そうだったな
だが今は本家に帰って体をあっためるのが先決だ」
貴「ん」
夜リ「それともオレが暖めてやろうか?」
妖しく笑うのを察した僕は即座に「遠慮しときます」と断った。はいそこ、舌打ち聞こえてるからね
それから清十字団のメンバーと高尾山にて初日の出を見ました…
一富士二鷹三茄子…
確かこの夢をみるといいんだよな←
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小町(プロフ) - 甘党さん» ありがとうございます!只今はnaruhaneが…消えてしまい…… (2016年5月8日 19時) (レス) id: a8fa8bc22f (このIDを非表示/違反報告)
甘党 - 面白いです!一度読んだらそのまま読み続けて…更新頑張って下さい!! (2016年5月8日 19時) (レス) id: ebc513d4ed (このIDを非表示/違反報告)
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