ぬら孫からNARUTOに成り代わった！？

002 ☆ ページ4

帰り道＿


莉央「楽しかった？鯉音」

鯉音「うん！！とてもたのしかった！！」

A「それはよかったな」

親子3人で手をつなぎながら歩く帰路
昔のオレが今のオレを見たら絶対嘲笑うだろうな

想像してフッと笑った

A「？何笑ってんだよ」

莉央「別に何もねぇよ…
それより今日のごはん何だろうな」

いつも氷麗と母さんが作るからな…
あっ凍ってなかったいいな

A「俺的には莉央を食べたいな…」

なっ？！！

莉央「おまっ！！鯉音の前で言うな！！」

オレは顔を赤くして叫ぶ
ってかこんな路上でそんな事いうなよ！！

くくっと笑うAと
首を傾げ「おかあさんを食べるの？」という鯉音


A「おう。莉央は甘いぞ〜」

はっ…はぁ！！？

鯉音「おかあさん甘いの？ボクもたべるー！！」

いやいやいや！！食べられねぇからな！！鯉音！！
ったく


莉央「Aの馬鹿！！」

オレは二人の手を離し早歩きをする
真っ赤になった顔を見られない為に…


その後ろから
「まってよー」と追いかけてくる息子と夫

ちょっと後ろが気になったので振り返った直後

ズプリ＿＿


嫌な音が辺りに響いた
肩越しに振り返るとニタリと笑う一匹の鬼がいた

こっこいつはこの前潰した筈の……っっっ


A「莉央！！！」

Aが叫ぶ

莉央「に…げろ…A…りお…ん」

でもその声は届かずAが刺されてしまった


鯉音「おかあ…さん？おとー…さん？」


せめて鯉音だけはっ……！！

A「っ……逃げろ！！！鯉音！！！」

Aが精一杯の声を出し叫ぶ声が聞こえる
鯉音は瞳に涙を溜めながらも走り去っていった


意識が遠のく
ごめん…


Aっ…鯉音…氷麗…みんな
オレ…もうだめみたいだよ



暗くなる視界
最後に見たのはこちらに手を伸ばすAの姿だった


来世また会えるといいなぁ

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西 - この方角に福があるはずです

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