ぬら孫からNARUTOに成り代わった！？

020 ☆ ページ22

ただいまオレは木陰に隠れてます
だってミズキをそのまま始末してやろうとしたらイルカがやってきて演技をする他なかったんだもの

はぁ…ったく余計な事を…
オレ一人でも奴を倒せるのによ

ミ「ククク…
親の仇に化けてまであいつをかばって何になる」

イ「お前みたいなバカ野郎に巻物は渡さない」

ミ「バカはお前だ。ナルトもオレと同じなんだよ」

イ「！……同じ？」

ミ「あの巻物の術を使えばなんだって思うがままだ。あのバケ狐が力を利用しない訳がない。あいつはお前が思っているような…」

イルカはミズキの言葉を遮るかのように「ああ」といった

オレの巻物を握る手が強まる

やっぱりオレって一人ぼっちだったんだな
俺の生きる道はここではない…もっと血塗れの世界

誰も認めてくれない
誰も愛してくれない
誰も…オレの存在を否定する





『オレはオレなのに』




いつもそう思ってきた


バケ狐としてではなくナルとして見てくれる人を探していた


そして見つけたんだ

シカマルという友人が
じいちゃんという育て親が


その二人さえいればいい…

そう思っていた


イ「バケ狐ならな。けどナルト(・・・)は違う
あいつはこのオレが認めた優秀な生徒だ」



この時までは────…



イ「…努力家で一途で…そのくせ不器用で誰からも認めてもらえなくて……あいつはもう人の心の苦しみに知っている……今はもうバケ狐じゃない」

……ッ…


イ「あいつは木の葉隠れの里の……うずまきナルトだ」

枯れたはずの涙がツーッと頰を伝い流れていく


バカだな…イルカも＿＿＿そしてオレも


そんな事言われちゃあよ


ドガッ←ミズキに膝蹴りをした音


黙って見ていられる訳ないだろ


ミ「やってくれるじゃねぇーか……」

ナル「イルカ先生に手ェ出すな…」


殺すぞ

その一言とオレから発しられる殺気により怯むミズキ


イ「バ…バカ！何で出て来た！！逃げろ！！」

逃げろ？フンッ悪いけど
暗部総隊長様はこれぐらいじゃ逃げねぇよ

ミ「ほざくな！！てめェーみたいなガキ一発で殴り殺してやるよ！！」

ナル「やってみろ。千倍にして返してやる」

ミ「てめェーこそやれるもんならやってみろバケ狐ェェ！！！」

多重影分身の術の印を結ぶと同時に「影分身の術」と一言

ミズキは尻餅をついたが
オレは構う事なくミズキをフルボッコにした

数分して気絶したミズキに鹿影が出て来た

鹿影「そいつを回収しにきた」

…おつかれーシカマルー

021 ★→←019　★

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