第28話 ＊ ページ30
気がつくとオレは枝垂れ桜の木の前に立っていた
そよそよの桜の木が揺れる
・・・おかしい
春はもうとっくに過ぎたはずなのに…
なんで桜なんか咲いてんだ？
ふと見上げると誰かいた
「…誰？」
そいつはオレの方をみて妖しく微笑む
「そこにいるのは誰？」
そう言った瞬間
ザァアアっと視界が見えなくなるほどの
桜吹雪が舞った
────────
────────────
「おはよーございます姫ぇ！！」
翌朝＿オレは朝食をとる為大広間に来ていた
しかも朝食は豪華すぎるという
「……これは？」
「いやあー昨日の夜は…
勇ましゅうございましたぁぁーーーー…」
「ハ？」
何言っちゃってんのお前？
つか
「なんでお前いんの？A」
「え？何でって…泊まったから？」
はぁ！？
いつの間に泊まってんだよお前！？
オレ聞いてねーぞ！？
カラス天狗はブツブツ言ってるし！？
しかも妖怪どもが集い始めたし！？
「いやぁー
ワシら本家に一同これ程の喜びはありませんぞ」
「拙僧感涙にむせび候」
「ささ！！では宴を始めましょうかの〜〜〜」
ガヤガヤし始める妖怪にオレは待ったをかける
「……は？」
「なんの話だよ？」
「ハッハッハッしらばっくれて
昨日の夜姫は妖怪となって…
いやー美しゅうござった りりしゅうございました」
はあ？記憶ないんだけど？
オレはAの腕を引きその場から廊下へと出た
「ねぇ姫……ってアレーーーー！？」
「ハァ…知らねーしそんなの。全然覚えてねぇ
朝から宴とかマジ勘弁してくれよぉ
ただでさえこっちは寝不足なんだから」
オレはファっと欠伸をする
「莉央…ホントに覚えてねぇのか？」
「覚えてねぇ」
……にしても変な夢だったな
アイツだれだろ。
銀と黒のツートーンの髪色
赤に近い紅色の瞳
片手には盃＿
あー考えてもわかんねーもんはわかんねーか
「…アレ？足がフラつくな…」フラッ
「おぶってやろーか？」ニヤッ
「断る」キリッ
***
莉央のキリッと顔ww←
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小町(プロフ) - マコトさん» 新しいですか！？ (2016年6月28日 12時) (
レス) id: a8fa8bc22f (このIDを非表示/違反報告)
マコト - 主人公君が三代目じゃなくてオリキャラが三代目なんですか！あたらしいですね！ (2016年6月28日 9時) (レス) id: f1a7d746af (このIDを非表示/違反報告)
小町(プロフ) - 甘党さん» ありがとうございます！ (2016年6月12日 19時) (レス) id: a8fa8bc22f (このIDを非表示/違反報告)
甘党 - 面白いです！頑張って下さい^_^ (2016年6月12日 18時) (レス) id: d0e6ea4988 (このIDを非表示/違反報告)
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