第24話 ＊ ページ26
その頃＿莉央は？
鴆は血反吐はいて家へと帰りました←
オレは今じいちゃん部屋にいる
「“鴆”なる妖は…
その羽を酒に浸せば五臓六腑が爛れて死に至る猛毒の鳥妖怪であり薬・毒薬を司る「鴆一派」の頭領
どのような薬も経年によって猛毒へと変わるように
鴆も生まれた時にはそれは美しい鳥であるといいます
やがて元服の頃…羽は猛毒へと変わる
だが反面その特性のためか…
一族は大変体の弱い──…いつ消えてもおかしくない
はかなげで…弱い妖怪なのです
鴆様も…なかなか本家に顔も出せず今日は何故か」
オレはため息をついてじいちゃんを睨む
「じいちゃんが鴆を呼んだんだろ？
オレを説教させるために」
「・・・フン ばれちゃーしょーがないのう！！」
チッと舌打ちをするじいちゃん
オレの方が舌打ちしたいっての！！
「総大将だったのですか！！」ガーン
「何考えてんだよ！
鴆は動かしちゃいけない体だったんだろ！？ひどいよ」
「ひどい……？フン…そう思うならワシの奴良組…
やっぱお前にゃゆずれんわ」
部屋を去るじいちゃん
「何言ってんだ….こっちこそ願い下げだ！！」
つかオレ継ぐとか言ってねーし！！
程なくしてカラス天狗による
妖怪百鬼夜行の組織講座が始まった
「日本には古来より…様々な妖怪がいます
海のもの…山のもの 人型・獣・付喪神…
そのほとんどが
「闇」にひっそりと生きる「弱い」者なのです
それら弱い妖を守る器…
それが…奴良組の一面でもあるのです
莉央様…
あなたがこの一面も継がなければ誰がやるのです」
弱い妖達を守るのは
・・・『守る』…ねぇ
オレは立ち上がってその場を後にした
台所で妖銘酒を蔵から出して机の上におく
それから着替える為一旦自室に戻り着物へと着替えた
もちろん。男物のだ
再び台所をみると青田坊が出しといた妖銘酒を手に持っていた
「お前ら…それオレの」
それだけ言って取り上げると青は
「え？これ姫の？なんでお酒？」と呟く
「鴆に謝りにいくんだよ
結果的に無理強いさせちまった事は悪いことからな
それにちゃんと説明しなきゃなぁ
オレが人間だってこと。きっとわかってくれるよな
三代目は継がないと」
あ…そーいや
「誰か道しらねぇか？」
オレ鴆の家知らないんだよなー
「え？おぼろ車に乗るのかよ？」
「拙者も行きますから ま 夜になりますし…」
えぇー…
***
そろそろ覚醒の時間なうw←
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小町(プロフ) - マコトさん» 新しいですか！？ (2016年6月28日 12時) (
レス) id: a8fa8bc22f (このIDを非表示/違反報告)
マコト - 主人公君が三代目じゃなくてオリキャラが三代目なんですか！あたらしいですね！ (2016年6月28日 9時) (レス) id: f1a7d746af (このIDを非表示/違反報告)
小町(プロフ) - 甘党さん» ありがとうございます！ (2016年6月12日 19時) (レス) id: a8fa8bc22f (このIDを非表示/違反報告)
甘党 - 面白いです！頑張って下さい^_^ (2016年6月12日 18時) (レス) id: d0e6ea4988 (このIDを非表示/違反報告)
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