鬼探しゲーム！！ (ページ7)

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鬼探し７ページ7

7時間目
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グループC
全員「……」
え、なにこの沈黙。こーゆーの俺、嫌い。
莉「…ねぇ、松村。何か楽しいことやって。」
悠「何で俺！？」
明「…いや、今そういうことやってる暇はないかと…」
佳「まず、リーダーがしっかりしなきゃいけないじゃん!」
的野佳奈美が西藤隆信をビシッと指した。
隆「…次いくぞ…」
全員(何か反応しろよ…)
僕らが行ったところは図書室だ。
………
隆「松村、なんか見つかった？」
佳「松村～。あの本何？」
慧美「悠～。この本読んでみて。」
なんだよ！皆僕を呼んで！あと最後に呼んだやつが一番おかしい!
隆「もしかしてこれ？」
隆信がみせたものは、小さな紙切れだった。
全「…これだー!」
皆が一斉に叫んだ！
隆信が見つけた紙には、
『鬼はグループAにはいない』
と書いてあった。
悠「じゃあ、グループAは全員、仲間だな」
慧美「うん、そうだね。」
隆「…じゃあ次」
相変わらず、冷めているなぁ。
グループCの人達が図書館を出ようとしたとき、
明「あ!ま、待って!まだ本が……。」
圦塚の声が聞こえたが、一瞬にして途切れた。
慧美「明ちゃ…え？」
悠「どうした？海川」
慧美「明ちゃんが…」
圦塚がいた場所は本棚が倒れていた。
その近くには…
黒いマントを羽織った…鬼がいた。
鬼「…明、捕まえた。」
そういって、鬼はにやりと笑った。
鬼「君らはグループCだね。」
やけに甲高い声でいった。
悠「…何で、圦塚を殺したんだよ。」
僕は思わずそういった。
鬼「何で？何でってそこにいたから、殺しただけ。理由なんてない。」
全「……」
鬼「さて、次にいこうか。」
鬼はそういうと、姿を消した。
慧美「一体、誰が鬼なの…？」
海川が独り言のようにつぶやいた。
佳「…明ちゃん。」
的野もぼそっとつぶやいた。
悠「…絶対…絶対鬼を捕まえてみせる…！」
7時間目 END