鬼探しゲーム！！ (ページ16)

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鬼探しゲーム16 ページ16

16時間目
全「…。」
河内は本を読んでるし、慧美瑠は泣いたままだ
小口と高保志は死んだ目で消しピンをしていた。
悠「なぁ、高保志。」
幸「なんだよ、松村。」
悠「お前…殺されるなら、誰に殺されたい？」
皆が一斉に僕をみた。
紅「何、不吉なこといってるの、松村くん!？」
悠「あ、ごめん。」
幸「殺されるなら…
紅「!？」
幸太がちらっと河内をみた。
幸「河内さんがいいな。」
紅「…。」
悠「おお!？まさかの愛の告白!？」
紅「松村くんと高保志キモい…。」
優「あわれな…。」
幸「あわれむなよ!」
－－－－－－－－－－－
幸「あ～。めっちゃバカにされた。」
紅「私もバカに出来て嬉しかったよ(笑)」
幸「うるさい。」
紅「殺されるなら、私に殺されたい…か。」
幸「？」
紅「殺ってあげるよ。今すぐにね。」
幸「はあ、冗談だったのに…」
紅「幸太、捕まえた。それにしても…。」
紅「完全に記憶を消したのにどうして慧美瑠は覚えてたんだろう…？」
－－－－－－－－－－－
悠「高保志…。」
残り四人。
このままいけば僕らは全員殺られる。
優「鬼って、紅亜ちゃんじゃないよね…？
紅「ちがう。グループ行動の時、鬼は一気に殺った。しかも、グループDは鬼の姿を目撃したもの」
春「確かに…紅亜が言ってることはあってる。」
慧美「じゃあ、一体誰が…？」
…。
紅「話し合い…しよっか。」
－－－－－－－－－－－
紅「意見ある人いる？」
春「鬼の容姿から見て、海川さんじゃねぇの？」
慧美「…っ!」
悠「おい、いい加減にしろよ。何で海川を鬼にしようとするんだよ。」
春「だって、あやしーじゃん!」
紅「はいはい、春介。慧美瑠ばっかり責めない。
松村くんも彼女だからって、慧美瑠ばかりかばわない。」
「「彼女じゃないし!」」優「息ぴったりだね(笑)」
紅「話し合いになってない…」
－－－－－－－－－－－
慧美「あ～今日もつかれたな～。」
慧美「今日は、誰が殺られるんだろう…？」
春「今日は誰を殺ろうじゃなくて？」
慧美「…！こ、小口君…。」
春「お前、ホントわかりやすいよな。」
慧美「違う…私は鬼じゃない…」
春「…せぇ。」
慧美「え？」
春「うるせぇ!とっとと、消えろ！」
慧美「…！」
小口が爆弾を振り上げた。
16時間目 END
17時間目に続く。