〈心配と怒り〉tk ページ8
薮くんと光くんが別れたと知ったあの日から、1ヶ月が経った
仕事以外ではあからさまに光くんを避けている薮くんと
もう吹っ切れたと笑う光くん
薮くんの事も気になるけど、今はなんてったって光くんだ
日が経つにつれ、濃くなる隈
楽屋では毎日と言っていいほどソファに寝っ転がって目を瞑っているけど、多分寝れないんだろう。
それに随分と痩せた気がする
渡された弁当も手をつけないし、お菓子だって食べない
こんな光くん、見たことない。見てられない
それでも尚、無理矢理にへらへらと笑う彼を見てると
少なからず薮くんに対する怒りが湧いてくる
＿『俺が光を、ずっと幸せにしてやりたいって思ったんだよなぁ…』
＿『まじ、高木に相談して良かった。色々覚悟が決まった』
＿＿＿＿＿『光とずっと一緒にいようって約束したよ。ありがと、高木』
俺らの行きつけのバーで、2人でお酒を飲みながら
そう言って、心底幸せそうに笑う薮くん
最年長だと気にしてメンバーにも頼らなかった彼が、俺に相談してくれるようになったこと
そして、大好きな人と幸せになってくれたこと
『ありがとう』って、笑ってくれた薮くんを見て
俺は本気で嬉しかった
なのに…
雄「あの言葉は………なんだったんだよ…」
そんな俺の声は誰にも届かず宙に消えていく
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グリーン茶(プロフ) - しろくまさん» 最後までお付き合い頂きありがとうございます！大好きな作者様にそう言っていただけて感無量です…これからも楽しませていただきます！ (12月27日 23時) (
レス) @page10 id: 73cfe0b6f1 (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - 完結おめでとうございます。ドキドキしながら拝読しました。面白かったです。ありがとうございました。 (12月27日 21時) (レス) @page42 id: 39d6b34b68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グリーン茶 | 作成日時：2023年8月29日 9時
