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光「よー、きてくれたんだ」
有「なんだ元気そーじゃん！よかったぁ」
山「熱は下がったの？」
光「いやー下がりきってはないけど、ちょーっと怠いくらい？もう慣れたよ」
そう言ってベッドの上で胡座をかくひかは、やっぱどこか元気がなくて
でも熱だけのせいじゃない。きっとひかの中にも、まだ宏太がいるんだと僕は思う
ふと伊野ちゃんをみると、何か考えているのか眉間に皺が寄っていて
なんともむず痒そうな顔をしているなぁ、と思ってたら、突然パッと思いついたように問いかけた
伊「薮となんで別れちゃったの？」
裕「ちょ、いのちゃん…それは」
直球すぎる。裕翔はそう言いたいんだろう
僕も思う。口を開いたと思ったら、なんちゅーデリカシーのない質問だ！って。
けど伊野ちゃんのその直球は、きっと意味のある球になるとも思ってる
光「伊野ちゃん……その話はもう」
伊「まさか光、納得してないよね。2度とこの話すんなって言われて、はいそうですとはならんだろ。俺はならない。知りたいから」
光「…何を？」
伊「あんなに光のこと大好きだった薮が、急に別れたいって思った理由」
いつもおっとりしている伊野ちゃんが、真剣な眼差しでひかを見つめていた
その瞳には、ひかを助けたいっていう強い思いが篭ってる
光「薮のことは分からないし…逆に俺が聞きたいよ。でも薮、俺のこと避けてるから…」
伊「避けてんなら捕まえてやればいい。とっ捕まえて、なんで俺を捨てたんだ！くらい言ってやりなよ。」
裕「いのちゃん過激…」
知「僕も、諦めない方がいいと思うよ。ね、涼介」
山「ぇ…まぁ確かにそうだけど。今の薮ちゃんじゃこーゆー話、俺らでも無理だろ…」
そう伏せ気味に呟く涼介だけど、本当は1ミリだって諦めてなんかないと思う
その横顔から伝わってくる。絶対2人をなんとかしてやるんだ。って気持ち、覚悟
何事にも本気で、強い意志を持ってきた涼介じゃないと、宏太の胸ぐらは掴めない
伊「とにかく光が多少強引にも聞き出してみればいいよ。
それでもダメなら俺があいつの目を覚ましてやるから」
有「どーやって？」
伊「そんなのぶん殴る一択だろ」
裕「過激だなぁ」
ゆうてぃは若干戸惑ってるけど
あながち間違いでもないのかもしれない
ただあーゆー感じの宏太は相当手強そうだから
伊野ちゃんだけじゃ足りない。僕だって殴ってやんないと、
光「…でも」
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グリーン茶(プロフ) - しろくまさん» 最後までお付き合い頂きありがとうございます！大好きな作者様にそう言っていただけて感無量です…これからも楽しませていただきます！ (12月27日 23時) (
レス) @page10 id: 73cfe0b6f1 (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - 完結おめでとうございます。ドキドキしながら拝読しました。面白かったです。ありがとうございました。 (12月27日 21時) (レス) @page42 id: 39d6b34b68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グリーン茶 | 作成日時：2023年8月29日 9時
