笑わない少女とおかん系王子 ((緑))

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なんで神山くんがここにおるん









智洋「その顔どうしたん！？手とかにも痣…」









貴女「な、なんでもないよ」









智洋「そんなわけないやん！流星これどういうことなん！」









流星「神ちゃんに言うてなんかあるん？ずっと幼なじみのことばっかりでAのこと見てへんかったくせに」









貴女「りゅうせっ…！？」









急に何言い出すの









智洋「それはそうやけど…、もしかして今までもこんなことあったん？」









貴女「っ…」









私は眉を下げ、聞いてくる神山くんに負け全てを話した









智洋「あのお母さんが三島さんに…？」















流星「笑えなくなった理由もあの人や」









智洋「俺、無神経なこと聞いたんやなっ…」









貴女「仕方ないよ…」









智洋「でも、俺三島さんのこと笑顔にしたい」









貴女「えっ…」









智洋「俺さ、嬉しかったんよ。美香に振られて落ち込んでた俺をたくさん話しかけてくれる三島さんが。やから今度は俺が恩返しする」









これだから神山くんを好きになるねん









智洋「俺が出来ることならなんでもする！」









貴女「なんでも…？なら、下の名前で呼んでほしい」









我ながら図々しいお願いやと思う









智洋「A」









貴女「っ…！」









私は勢いよく顔を上げた









智洋「顔真っ赤やん笑」









この人を好きになってよかった









心からこの日そう思った

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