【千と千尋の神隠し】一生忘れない思い出を part2

心配 ページ38

.





パタン……





ハクの部屋につくと私はキョロキョロして回りを見ていた。

さっきから無言でいきなり顔を合わせるのも少し困る。





ハク「……」





ギュッ…





A「！



ハク……？」





私がハクに背を向けているとハクが後ろから抱きついてきた。


少し温かくて、安心した。




きっと私はこれを求めていたんだと思う






ハク「何かされた…？」





A「全然」





全然なわけない




ていうか、ハクの前で女の子の扱い雑すぎるだの押し倒して……とか言っちゃったよね、言っちゃったよね私！←




……私ってばバカだよ…

いや、バカ越えてる





ハク「嘘だって知ってるからね」





A「やっぱり？」





あはは、と笑って見せる


なるべくハクに心配かけたくないから、ハクに寂しい顔してほしくないから……

それにきっとハクは自分を責めてしまうから






ハク「すまない……私がはやく気づいていれば…」




ほら、やっぱりこうやって自分を責める


どうして私なんかのために……



ホント優しいんだから…





A「大丈夫だって


ハクがそんな心配するほどのことされてないから、ね？」





ハクの手をとりハクと向き合った。





ハク「でも嫌だっただろ…？」





A「そりゃあね

でもハク来てくれたじゃん


私嬉しかったよ？」





あのとき私の心の叫びが聞こえたのかと思ってとっても嬉しかった。


奇跡だよ、あれは







ハク「……そうか…」





A「うん！

だからもういいの！」


とかいって



(今度火影様殴っときゃいいし←


いや、胸揉まれたのはムカついた。耳とかあれなんなの)




実は結構気にしていた私。





ハク「…………」





何かを思う少年一人。

.

ハクside→←温度

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す