【イナgo】甘えん坊で泣き虫な彼女 PART2　『霧野蘭丸』 (ページ27)

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甘えん坊で泣き虫＿54　ページ27

A「ヒュー....ヒュー........」

蘭母「よしよーし、もう大丈夫だからね＾＾」

と言ってAの背中をさすって数分....

A「スゥー、スゥー」

とAは寝息をたてて寝たそんなAを優しい表情で見つめた後

蘭母「いったい何があったの！？蘭丸！」

母さんが半分怒鳴るように俺に言ってきた

霧野「さっき俺が学校に行くか行かないか聞いてAが行く！って答えたから神童にメールするなって言ったんだ....そしたら急に行かない！あの人が嫌い！あの人が怖い！って言いだして....あんなに神童のことお兄ちゃんみたいって慕ってたのに記憶がないからってそんなヒドイこと言うなよって思ったらなんか知らないけどだんだんAに腹が立ってAの頬を叩いて最低だなって言ったんだ....」←長文スミマセン;;;

俺が話し終わると母さんは長いため息をついて俺の肩に手をのせて

蘭母「蘭丸....確かにAちゃんが言ったことは記憶がなくなってもヒドイことだと母さんも思うわ.......でもね、Aちゃんも記憶を取り戻そうと頑張ってるのよ。昔の自分はどんな自分だったのか、自分の周りの人達とはどんな関係だったのか....とか。それにもしかしたら記憶がなくなる前に神童くんとAちゃんの間で何かあったのかもよ？その何かがもし、Aちゃんにとって何かショックなものとかイヤなことだったら記憶をなくしたAちゃんにその影響がでてるんじゃないかなって母さん思うの....」

霧野「...」

ギュッ

蘭母「だからね...蘭丸......たとえAちゃんがヒドイ事を言ってもあまり怒らないでいてあげて？＾＾」

霧野「...っ」

蘭母「蘭丸は優しいから記憶がなくてもAちゃんにそんなことを言ってほしくなかったんだよね？神童君の事お兄ちゃんのように慕ってたから...」

霧野「っ...ああ」

蘭母「そっか＾＾」

と言った母さんは俺の顔を見て優しく微笑んだ

蘭母「よし！じゃあ、Aちゃんを運ぶか＾＾」

霧野「ああ！」

蘭母「＾＾」

俺はAをお姫様抱っこして部屋へ向かった

－Aの部屋－

ガチャ

と母さんにドアを開けてもらいAの部屋へ入るとAのいい匂いがして、部屋の中は綺麗にされていた

Aをベットに寝かせ、ふとAの机の上を見ると日記帳と可愛い文字で書かれた日記帳が置かれていた

俺は見ちゃダメだと思いながら好奇心に負けてその日記を読もうと日記帳を開けて読み始めた__________。