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「しょーちゃん、なに怒っとんの？すばる君なんかした？」
お客さんの会計を終えた亮が、洗った手を拭きながら戻ってきた。
垂れ下がった眉とその下の垂れ目。
「これの話。とにかく僕の彼女は貸されへんから、2人でなんとかせえ」
亮のプレゼン資料を指しながらちょっとムキになって言うたら、なぜか渋やんも戦闘態勢に。
あの石になりそうな眼光で迫ってきた。
「なんやねんお前。今までずっとここにオンナ連れてきてたやないか」
「ほんまそれ。しょーちゃん、今まではちゃんと彼女のこと紹介してくれてたのに、なんでなん？」
「聞く？それ」
確かに今までの彼女はほとんどみんな、ここに来てる。
そんで、来たらだいたい、流れは決まっとんねん。
店に連れてきたら最後。
渋やんか亮が変な絡み方して、あるいは彼女の方が2人のどっちかを好きになったりして、しばらくしたら僕は振られる。
中学の時初めてできた彼女は、渋やんのファンになって「章大君は子供過ぎて合わない」とか言われて振られたし。
高校の時の彼女なんて、いつの間にか避けられるようになって自然消滅したんやと思ってたら、後になって渋やんから「あの女二股かけとったから追っ払った」って言われた。
その他もまあ、散々たるありさまで。
最近の彼女はだいたい亮に惚れたし。亮は「しょーちゃん女の趣味悪」とか言って容赦なくばっさばっさ振ってたけど。
「なんでこんなことになんのやろ」って愚痴ったら2人は口をそろえて、「僕にふさわしくない子やから」って言う。
それでもここに彼女を連れて来てたのは、2人がしつこく「連れてこい」って言うからで。
純粋に僕を心配して、守りたい気持ちで言ってくれてんのはわかってたし、できれば付き合う子には2人と仲良くして欲しかったから結局は連れてきちゃう。
でも
「Aちゃんはだめ」
そういう次元やないから。
横から何言われようと何されようと僕から別れる気なんかなくて、そんなことになるかもしれない可能性の芽は少しでも潰しときたい。
かわいいからこいつらがほんまに惚れてもうたら困るし、絶対に絶対に絶対に余計な事吹き込まんとってほしいし、とにかくだめ。
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めろんぱん(プロフ) - きりん虫さん» ほっておかないで！お泊まりぃ！！ でも別の沼も気になる。。 (2021年9月17日 22時) (
レス) id: b5cc118e0b (このIDを非表示/違反報告)
きりん虫(プロフ) - めろんぱんさん» 別の沼に夢中になっているうちにこっちの章大君のことを放置しておりました…。反省。 (2021年9月17日 21時) (レス) id: 3c36dba7b1 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - 二宮くぅん！！！！！！！ はぁはぁ。（おかわり） (2021年9月17日 13時) (レス) id: b5cc118e0b (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - きりん虫さん» ナイス二宮投入。うちのにも出すかな。お泊まりお泊まり！！！！ (2021年8月9日 19時) (レス) id: b5cc118e0b (このIDを非表示/違反報告)
きりん虫(プロフ) - まろりー。さん» ありがとうございます！かわいい仲良しになっていますでしょうか先生… (2021年8月9日 19時) (レス) id: 3c36dba7b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん虫
| 作成日時：2021年4月23日 12時
