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「できない。
本当に、すごく好きなの」
章大君だから、好き。
まわりの人に認めてもらえなくても、好き。
怒ったところは見たことがないけれど、どんな章大君でもきっと好きだ。
丸山君は今度は急に耳まで真っ赤になって、机に突っ伏した。
「―――うん。そんならええの。変な事言ってゴメン。ちゃんと答えてくれてありがとう」
心からの気持ちだけど、会って2回目の人に堂々と宣言しちゃってなんか恥ずかしいな。
「丸山君こそ、ありがとう」
「…なにが？俺感じ悪い事しか言うてないけど」
「自分でお願いして章大君の大学に連れて来てもらったくせに、現実を見てちょっと我を忘れてたとこだったから」
丸山君がきてくれなかったら、本当に逃げていたかもしれない。
彼が言葉にして問いかけてくれたから、すごくはっきりした。
自分の気持ち。
まわりの人になんて思われようと、私は章大君と一緒にいようと決めたんだし、逃げないでこの気持ちをちゃんと大事にしたい。
会って二回目の人にはっきり言い切れるくらいには、もう覚悟が決まっていた。
「…かわええなぁ」
「うん？」
「俺とも仲良くしとこっか。いろいろ相談乗れると思うで」
確かに、丸山君が相談に乗ってくれればうまくいきそう。
なにせこんなに章大君の事を大事に思っている人だから。
促されるままに連絡先を交換する。
スマホを出して近くに寄ったら、丸山君は金木犀みたいないい匂いがする。
「手始めに、“丸山君”やなくてちゃんと俺の名前呼んで」
「マルちゃん？」
「それはやめて、やっぱり“隆平君”とかにしとく？俺のが章ちゃんより年近いんやから呼び捨てでもええし…」
「りゅうへい？」
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みき(プロフ) - 待ってます！ (2021年4月14日 10時) (
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cayochi(プロフ) - 私も待ちます (2021年4月14日 8時) (レス) id: 89ed3d2d70 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - いい子で待ってます (2021年4月14日 8時) (レス) id: b5cc118e0b (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - イイ二人の世界だ〜(*´艸｀*) (2021年4月14日 8時) (レス) id: d5063d2f63 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 二度目の更新有難うございます！丸ちゃん、金木犀の香り…想像できます〜♪♪でも、連絡先交換とか名前で呼ばせるとか！？えっ！！丸ちゃんーー！！！って感じです！！笑 (2021年4月13日 19時) (レス) id: c6ee858f5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん虫
| 作成日時：2021年3月8日 9時
