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ほら、今も同じように手が手を掴むし……なぜだか言動が合ってしまうのだ。
「ほらね、同じタイミングだったし」
二宮さんもそう言ってくるから勘違いではないのだろう。
そのまま身体が引き合って行き……ぎゅっと抱きしめられば身体中の力が抜けていく。
ドキドキしているのに、大きなフカフカの布団に抱きとめられたみたいに、ふわりと身体が軽くなるのだ。
「好きだよ、Aちゃん」
「あの、私も好きです……二宮さん……」
好きと言う気持ちは、ゆっくり育まれるって思っていたけれど、そうとは限らないと知った。
だって私たちは出会ったばかりだけれど、こんなにも傍に居て落ち着いている……
「このまま食べちゃえば簡単なんだろうけどなぁ……」
「え」
「あれ？期待してた？」
「違いますっ……」
期待してた……けれど、それは内緒だ。
「もう少しお互いを知っていこ、折角出会えたからさ」
二宮さんの柔らかい微笑みに頷く。そのとおりかも知れないだってまだ、何も知らないのだから。
「はい」
「取りあえず……飲みながら話したいから先にお風呂入っといで？」
……そこで気付いたけれど、え？初対面で素っぴんになる？確かにいつもは素っぴんだけれど引かれない？
今日はメイクが濃いから可愛いとか言ってもらえたんじゃないかと思ってるし
よくある……観光地とかゲレンデで出会った人がすごく素敵に見えちゃうマジックみたいなもので、素に戻ったら……どうなんだろう……なんて考えてしまう。
「着替えなら貸すから大丈夫だよ？」
心配したのをそこと思ってくれたのか二宮さんはクローゼットからクリームイエローのスエットのパーカーとパンツを出してくれた。
「可愛い……」
まさか元カノさんのとか……サイズも小さめな気がする。戸惑っていると二宮さんが、私の頭を撫でた。
「あ、これオレのだからね？社長がニノは黄色が似合うからって年末に貰ったの……レディースサイズなんだよ。着れるけどさ」
「これ着れちゃうんですね……確かに私より華奢ですもんね二宮さん……」
「んなアホな、Aちゃん背は高いけど女の子だから華奢じゃん」
そうは思えないけど、有難く使わせてもらうことにした。
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咲詩(さきうた)(プロフ) - はるちさん» はるちさん。コメント有難うございます！甘いだけのお話がやはり書けない咲詩、現れました←……ここから2曲がり？！ほどある予定です……楽しみと言っていただけて嬉しいです！！(T_T) (2019年10月23日 8時) (
レス) id: 2be9ef90a6 (このIDを非表示/違反報告)
はるち(プロフ) - 甘々だった展開が動いてきましたね…。どうなっていくのか楽しみです。 (2019年10月19日 5時) (レス) id: 041d0ce1ae (このIDを非表示/違反報告)
咲詩(さきうた)(プロフ) - 橘花さん» 橘花ちゃんコメントレス遅くなってごめんね！(´∀｀*)ｳﾌﾌ、ねぇ彼が引っ掻き回してくれるかなー、どうなるか今分岐点なんだよー。いつもありがとう！ (2019年9月16日 21時) (レス) id: 2be9ef90a6 (このIDを非表示/違反報告)
橘花(プロフ) - 夏休みって時間があるようなないような。。バタバタしてたよ〜…やっと終わったね！そして潤くんが波を立てそうな予感ですね…。どこまでも咲ちゃんのお話読みたいです♪明日も彼らを見れる、穏やかな毎日に感謝だね…！彼らの、咲ちゃんの明日も明るくなりますように！ (2019年9月4日 17時) (レス) id: c96c7aeb8a (このIDを非表示/違反報告)
咲詩(さきうた)(プロフ) - はるちさん» はるちさん。ありがとう御座います！ふふ、甘いですよぇ暑くて怠くてグダグダ仕事してる私の頭の中で……こんなことを二人はしております笑読み返して頂けているなんて、幸せです、ありがとう御座います！ (2019年8月21日 8時) (レス) id: 2be9ef90a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲詩(さきうた)
| 作成日時：2019年7月7日 21時
