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向日葵とか太陽みたいな人で、その場を明るくする才能ある人だなぁと思った。
二宮さんが言っていた、好かれちゃう天才……確かにそうかもてみていると、グイッと頬を掴まれた。
「な？」
「余所見しないの！」
「よ、余所見って……え？」
そんな頬を膨らませて近づいて来られても、可愛いしかないですけど！
「Aちゃんはオレだけ見てなさい」
「は、はい」
勢いに負けて頷いたけど相葉さんは周りを明るく照らす天才だなぁと見ていただけなのにと戸惑っていたら、そのままギュッと抱きしめられた。
「さて社長のOKも貰ったし、デートしよ！」
いや、あの、社長もいらっしゃいますからー！ともがいていると
「イチャイチャしてないで早く出てけー！」
後ろからそんな声がしたので、恥ずかしくて下を向いてしまう。
二人で外に出ると、二宮さんが近くに車があるからと言われ車に乗って出掛けることになった。
「明日も休みだよね？」
「はい、土日は休みです」
有給を併せたら今回は三連休だ。
「よーし、そしたら行っちゃお！」
「ど、どこへ？」
「ん？ちょっと遠出。着いてからのお楽しみ！」
ビックリしたけれど、二宮さんがとても嬉しそうだから好きな場所なのかもしれないと私も嬉しくなる。
素敵な所？美味しい所？何れにせよ、二宮さんと居られればどこだってきっと楽しいのだ。
「ミステリーツアーですね！フフ」
「お、それいいね」
ハンドルを握りながらオーディオに繋いだスマートフォンから流れる軽快な音楽にのる二宮さんは小さく鼻歌を歌っている。
(綺麗な声……)
元々話す声も丸い響きがあってきれいだけれど、歌声はそこに甘さが加わって何とも硬質で『鳴る』声だった。
形の良い横顔をこっそり見つめながら、それを聞いていると、赤信号で止まった時に二宮さんがこちらをジッと見てきたから心臓が止まるかと思ってしまう。
「嬉しいけど、たぶんそのまま見つめられるとオレの顔に穴あいちゃうよ？」
「えっと……ごめんなさい、つい……」
綺麗だからこっそり見惚れてしまったのに気付かれて恥ずかしくて慌てて視線を反らすと笑う声が聞こえた。
「ンフフ、まぁ逆の立場ならオレもずーっとAちゃん見てるだろうけどね」
ぽんぽんと膝を叩かれて、思わず身体が跳ねる。
「ひゃっ」
「あと少し待っててね、もうすぐ着くから」
「はい」
心臓が保たない、このままじゃ……
そっと息を吐き出して前を向いた。
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咲詩(さきうた)(プロフ) - はるちさん» はるちさん。コメント有難うございます！甘いだけのお話がやはり書けない咲詩、現れました←……ここから2曲がり？！ほどある予定です……楽しみと言っていただけて嬉しいです！！(T_T) (2019年10月23日 8時) (
レス) id: 2be9ef90a6 (このIDを非表示/違反報告)
はるち(プロフ) - 甘々だった展開が動いてきましたね…。どうなっていくのか楽しみです。 (2019年10月19日 5時) (レス) id: 041d0ce1ae (このIDを非表示/違反報告)
咲詩(さきうた)(プロフ) - 橘花さん» 橘花ちゃんコメントレス遅くなってごめんね！(´∀｀*)ｳﾌﾌ、ねぇ彼が引っ掻き回してくれるかなー、どうなるか今分岐点なんだよー。いつもありがとう！ (2019年9月16日 21時) (レス) id: 2be9ef90a6 (このIDを非表示/違反報告)
橘花(プロフ) - 夏休みって時間があるようなないような。。バタバタしてたよ〜…やっと終わったね！そして潤くんが波を立てそうな予感ですね…。どこまでも咲ちゃんのお話読みたいです♪明日も彼らを見れる、穏やかな毎日に感謝だね…！彼らの、咲ちゃんの明日も明るくなりますように！ (2019年9月4日 17時) (レス) id: c96c7aeb8a (このIDを非表示/違反報告)
咲詩(さきうた)(プロフ) - はるちさん» はるちさん。ありがとう御座います！ふふ、甘いですよぇ暑くて怠くてグダグダ仕事してる私の頭の中で……こんなことを二人はしております笑読み返して頂けているなんて、幸せです、ありがとう御座います！ (2019年8月21日 8時) (レス) id: 2be9ef90a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲詩(さきうた)
| 作成日時：2019年7月7日 21時
