《1》諸問題 ページ1
ほろ酔いで……夜道を手を繋いだまま、食事をした店から歩く。
10分ほど歩いて行った所で、二宮さんがコンビニエンスストアに寄ってもいいかと聞いてきたので頷いて着いていく。
強気な感じでで連れてこられたと思ったけれど、急にお店の前で少し戸惑うような顔をして……一応確認なんだけどと、切り出されるから内心どぎまぎしてしまった。
まさか冗談だった、とか？
「帰らなくても、あーっと、その大丈夫……なんだよね？」
……その、まぁ、大人ですし独り暮らしだから大丈夫ですし、それって帰さないって事ですよね？と、一気に意味がわかって顔が熱くなり、かなり赤面しているんだろうなと自分でもわかる。
「はい、独り暮らしですから大丈夫で、すけど……」
「警戒してる？」
「い、い、い、いえ？誕生日会の続き……ですよね？」
そうなってもいいって決意して来たし、警戒はしていなかったのだけれど緊張して声が上擦ってしまったので、二宮さんにどう思われたかなと心配になって顔を見る。
「一応ねぇ、オレ紳士だからいきなり襲ったりしないよ？でもさ、誕生日だし……夜通し一緒にいてほしいなって思って」
「う、はい」
え？襲わないの？なんて少し肩透かしを食らってしまうが……そんな風に言ってくれて嬉しかった。
「じゃあビールと何かつまめる物を買って飲み明かしましょう！」
「うん、ありがとう」
私の言葉に二宮さんが手をぶんぶんと振ってから目を細めて笑った。
キザなセリフも言うし、この顔は絶対モテ男だと思うんだけど、こうして時より見せる純粋そうな所にキュンっとしちゃうのは……私がスレてるからかしら。
買い物をしようと……籠を置いてレジにいたら、それもオレが払うって二宮さんが済ませてくれたので、お店の外で頭を下げた。
「ありがとうございます」
「いいよ、必要なモノでしょ？」
恥ずかしい事に歯ブラシと、オフィス街だからか置いてあったレディース出張セット(中身は下着類)を買ったのだ……
「その、はい……」
「さすがにオレの貸せないしねぇ、便利で良かったねフフフ」
なんてニコッっと笑ってくれてホッとした。
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咲詩(さきうた)(プロフ) - はるちさん» はるちさん。コメント有難うございます！甘いだけのお話がやはり書けない咲詩、現れました←……ここから2曲がり？！ほどある予定です……楽しみと言っていただけて嬉しいです！！(T_T) (2019年10月23日 8時) (
レス) id: 2be9ef90a6 (このIDを非表示/違反報告)
はるち(プロフ) - 甘々だった展開が動いてきましたね…。どうなっていくのか楽しみです。 (2019年10月19日 5時) (レス) id: 041d0ce1ae (このIDを非表示/違反報告)
咲詩(さきうた)(プロフ) - 橘花さん» 橘花ちゃんコメントレス遅くなってごめんね！(´∀｀*)ｳﾌﾌ、ねぇ彼が引っ掻き回してくれるかなー、どうなるか今分岐点なんだよー。いつもありがとう！ (2019年9月16日 21時) (レス) id: 2be9ef90a6 (このIDを非表示/違反報告)
橘花(プロフ) - 夏休みって時間があるようなないような。。バタバタしてたよ〜…やっと終わったね！そして潤くんが波を立てそうな予感ですね…。どこまでも咲ちゃんのお話読みたいです♪明日も彼らを見れる、穏やかな毎日に感謝だね…！彼らの、咲ちゃんの明日も明るくなりますように！ (2019年9月4日 17時) (レス) id: c96c7aeb8a (このIDを非表示/違反報告)
咲詩(さきうた)(プロフ) - はるちさん» はるちさん。ありがとう御座います！ふふ、甘いですよぇ暑くて怠くてグダグダ仕事してる私の頭の中で……こんなことを二人はしております笑読み返して頂けているなんて、幸せです、ありがとう御座います！ (2019年8月21日 8時) (レス) id: 2be9ef90a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲詩(さきうた)
| 作成日時：2019年7月7日 21時
