11.やきもち ページ11
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じーって穴開くんじゃないかってくらい見られてる。
視線が痛い。それでいて無言。
相変わらずムッとしてるし。
「大野さん…？」
耐えきれず先に沈黙を破ったのは私。
「なぁに」
案外普通に返してくれた。
声色はいつも通り。
だけど顔は怒ったまま。
「なんでムッとしてるんですか」
「してねぇし」
「してますよ」
「Aが浮気してるから」
「は？」
あまりにも大野さんが予想外な事を言うから素っ頓狂な声が出た。
浮気してるって私が誰とするのよ。
てかむしろ浮気してるのは世間的には大野さんの方なんじゃ…
ってそんな事は口が裂けても言えないけど。
私もその相手にはなっちゃうしその関係を引きづってるし。
そんな事考えてたら頭の隅に置いてたモヤモヤがまた広がってきた。負のループ。
「顔険しくなった。図星だべ」
「何言ってるんですか。これは貴方のせいですよ」
「なんで俺のせいなの」
「大野さんのせいで余計なこと思い出しました」
「朝のこと？」
なんで今の言葉だけで朝のことって察せるんだ。
エスパーなのかな。
なんか物事引きづる女みたいに見られそう。
やだなぁ。
でも察された以上ここはもう開き直るしかない。
「そうですけど」
「大野さんは濁してばっかでどうなんだって？」
「…そう言いました」
「俺全然冷めてねぇよ。今だってちゅーしたくてしんどいもん」
若干セクハラ。
なのにその大野さんの言葉だけで不安が一瞬で消えてしまった。
我ながらチョロい。
「あの“ごめん”はなんだったんですか」
「あぁ、あれ？」
うーんって大野さんが考え込む。
考え込むような話？
だったら聞きたくないよ。
耳でも塞いでやろうかとした瞬間「あぁ！」って大野さんが声を漏らした。
「マルのせいで話途中で切り上げることになったから」
「え…それだけ？」
「他に何があんの」
「てっきり嫌な話されるのかと思った」
「なんだそれ」
ははーって大野さんが笑った。
いや全然ははーっじゃないんだけど。
「でも俺が冷めてなくてもAはやっぱ冷めちゃったんだなぁ」
「なんでそうなるんですか」
「翔くんとイチャイチャしてるから」
「え…櫻井さんと私が？」
「してたもん。俺聞いてたもん」
大野さんがまたご立腹そうな顔をした。
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かおりん(プロフ) - きりこさん» こちらこそお読みいただけてるなんて嬉しいですw(なんせほとんどコメントつかないので1人孤独な戦いをしてるものでw)はい、これからも遊びに来ます(*´∇`*) (2019年5月14日 23時) (
レス) id: 06acd18c63 (このIDを非表示/違反報告)
きりこ(プロフ) - かおりんさん» あわわわ！かおりん様からのコメント光栄です！！！実はひっそりと愛読してます！！（小声）そう言って頂けて本当に嬉しいです！！ぜひお願いします！！！ (2019年5月14日 22時) (レス) id: f37ad4f3b7 (このIDを非表示/違反報告)
かおりん(プロフ) - ドSさとぴがドストライクです！！また遊びに来まーす！！ (2019年5月14日 19時) (レス) id: 06acd18c63 (このIDを非表示/違反報告)
きりこ(プロフ) - ようちんさん» はじめまして！コメントありがとうございます！無事このお話も完結しました(*^^*)ブラック櫻井さんと小栗ちゃんの掛け合い書いてて楽しいんですよヽ(*´∀｀)ノありがとうございます！ようちんさん最後までお付き合い頂けるときりりん感激です\(//Д//)/ (2019年5月13日 22時) (レス) id: f37ad4f3b7 (このIDを非表示/違反報告)
ようちん(プロフ) - はじめまして！楽しく拝見しています！大野さんとうまくいって欲しいな！ブラックな櫻井さんとの絡みが絶妙ですね〜(*^^*)すごく面白いです！いい味だしてますよね〜続きが楽しみ！頑張ってくださいね。 (2019年5月13日 17時) (レス) id: 1b12d1d40f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりりん
| 作成日時：2018年10月21日 9時
