10.ラブしないおっさん達 ページ10
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膨大な仕事量を休憩の時間を割いてまでこなしたのには実は定時で上がるためだった。
いつもならこれくらいなら残業をしていく所だけど今日はそういかない。
シフトが把握出来てなくてもコンビニに行く事は決まっていたからだ。
時は来て、颯爽と帰ろうとした時だった。
ぐいっと誰かに腕を引かれた。急な馬鹿力に身体は思うように対応できず後ろにバランスを崩した。
「うあっ」
情けない声と共に倒れた先は、
「ニノちゃん今日のご予定は？」
安定の笑顔を添えた相葉さんだった。てか無駄に近いわ。
コイツ元々距離感バカだけどこの体勢は誤解生む。
具体的に言うと俺の身体を後ろから相葉さんが包み込むように支えてる感じ。
なにこれ、巷で噂のおっさんずがラブするやつ？
「無いわ…相葉さんとは無理だわ…」
「は？何言ってんの？」
「こんなバカと、ねぇ……てかいつまで俺を支えてんのよ」
「あ、ごめん。…ニノ触り心地良くて」
「マジで気持ち悪いわ」
女飢えしてきたんだろうか。
相葉さんの言葉には深みがあってキモくて軽く睨んでしまった。
対する相葉さんは「引かないで！」と本気で焦ってる。そう言われても全力で引きますけどね。
「もうその哀れんだ目やめろって！」
「一生やっていい？」
「やめてぇえ…てか、じゃなくて！」
「なんですか」
「今日暇かって聞いてんの！」
「今日も予定ある」
「…2日連続？」
そう言う相葉さんの視線先には俺の股間。
コイツ、俺が断る理由すべてソレだと思ってやがるな。
「ばーか、俺もそんな元気じゃないわ。…てか暫くその手は休止しますから」
相葉さんには言っておこうかな、と切り出す前にやらない宣言をすると相葉さんの目がかっ開いた。
ビックリって顔に書いてあるのが丸わかり。
「あ、あの、ニノが！？」
「…相葉さん」
「欲の塊じゃん！」
「…相葉さんって」
「女の子断ち切れてんの！？無理でしょ！てかどうしてそんな事しようとしたの！もはやニノの趣味じゃん！」
人の話を全く聞かないなこの男。
聞かせるためにも黙らせるためにも頭上に相葉さんの口を勢いよく手でガッと塞ぐと相葉さんがまたビックリって顔をした。
「よく聞けよアイバカ。…俺ね、気になる人出来たのよ。そういう相手が出来たら意外と一途なの、知ってるでしょ」
改めて言うなんだか気恥しい。
でも俺以上に恥ずかしそうに顔を赤くしたのは何故か相葉さんだった。何でだよ。
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きりこ(プロフ) - ようちんさん» ようちん様〜！！お久しぶりです！クズ宮くんをなんとか更生させてほしいですね、、（主人公ちゃんに笑）背負い投げされる可能性大だとは思います。笑これからも頑張ります！！ (2019年10月5日 12時) (
レス) id: f37ad4f3b7 (このIDを非表示/違反報告)
ようちん(プロフ) - 楽しませてもらってます！ありがとうございます。クズ？な二宮さんが主人公ちゃんに惚れてどう変わるか楽しみです(*^^*)背負い投げされなければいいけど！と思います笑。更新頑張ってください！ (2019年10月5日 5時) (レス) id: 1b12d1d40f (このIDを非表示/違反報告)
きりこ(プロフ) - 愛梨さん» 愛梨様コメントありがとうございます！そう言っていただけるとすごく励みになります（ ; ; ）拙い物語にはなりますが今後ともお付き合いの方お願い致します！！！ (2019年10月1日 20時) (レス) id: f37ad4f3b7 (このIDを非表示/違反報告)
愛梨 - とーっても面白いです。更新大変だとは思いますが、頑張ってください。応援してます。 (2019年10月1日 20時) (レス) id: 0e5368ec08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりりん
| 作成日時：2019年10月1日 18時
