2.需要と供給 ページ2
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「二宮さん…ちょっと良いですか？」
俺の貴重で唯一気が休まる時間である昼飯中に呼び出す女の子。結構ある事だからもう慣れた。
でも正直疲れる。大体タイプじゃない。
…でもこの子、いい身体してそう。
なんてゲスい事を考えながらその子の顔見て受付嬢の子だと認識。
そういえば受付嬢といえばこの前大野さんに告って振られた子じゃなかったっけ…？
社内に受付嬢2人居るからこの子の方かどうかまでは知らないけど。
ちらりと俺の真正面に座って一緒に食べてた大野さんを見ると腑抜けた顔で俺を見た。
女の子達からするとこの人は「企画部の部長、ルックスも良し、マイナスイオンで素敵！」が謳い文句らしい。
部長っていう地位だし、ルックスも良いけどマイナスイオンだけは意味が分からない。
俺にはちょっとカッコイイおじさんにしか見えない。
「なんだよぉ」
「…いえ、別に」
告った受付嬢はこの子じゃないもう1人の子か。
はたまたこっちの子だけど大野さんの事だから覚えてないとか…どっちも有り得る。
後者ならこの子よく大野さんの前で俺を呼び出したなって感じだけど。
まぁ、どうでもいっか。
とりあえず受付嬢ちゃんに優しく微笑んどく。
受付嬢ちゃんはまんまと顔を赤くした。
社会人になって色々な面で経験も積まれて、この手の女はこうしとけばいいって自分の中で変なマニュアルまで出来た。
俺に近寄る女の子は大抵これでイケる。
我ながらクズだなって思う。
「大野さん、ちょっと待っててもらっていいですか」
「おーう。モテ男は大変だなぁ」
「くふふっ、大変だなんて思ってもないでしょうに」
大野さんは俺の言葉には返答をせずに笑っていた。
大野さんも女が寄ってくるようなタイプの人だから気持ちは分からなくもないんだろう。
大変とは思ってはくれないみたいだけど。
手を振る大野さんを背に女の子に「人が居ないとこ行く？」って聞くと顔を赤くして「は、はい」って上目遣いで返してきた。
なぁに、顔真っ赤にしてんだか。
ヤラシイわ。そうゆうとこは嫌いじゃないけど。
でも今、絶対自分が可愛いって事を分かってやってるんだよな。
でもタイプじゃないから大して可愛いとも思わないんだわ。
なんて、言ったらどんな反応すんだろう。
言うわけもないんですが。
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きりこ(プロフ) - ようちんさん» ようちん様〜！！お久しぶりです！クズ宮くんをなんとか更生させてほしいですね、、（主人公ちゃんに笑）背負い投げされる可能性大だとは思います。笑これからも頑張ります！！ (2019年10月5日 12時) (
レス) id: f37ad4f3b7 (このIDを非表示/違反報告)
ようちん(プロフ) - 楽しませてもらってます！ありがとうございます。クズ？な二宮さんが主人公ちゃんに惚れてどう変わるか楽しみです(*^^*)背負い投げされなければいいけど！と思います笑。更新頑張ってください！ (2019年10月5日 5時) (レス) id: 1b12d1d40f (このIDを非表示/違反報告)
きりこ(プロフ) - 愛梨さん» 愛梨様コメントありがとうございます！そう言っていただけるとすごく励みになります（ ; ; ）拙い物語にはなりますが今後ともお付き合いの方お願い致します！！！ (2019年10月1日 20時) (レス) id: f37ad4f3b7 (このIDを非表示/違反報告)
愛梨 - とーっても面白いです。更新大変だとは思いますが、頑張ってください。応援してます。 (2019年10月1日 20時) (レス) id: 0e5368ec08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりりん
| 作成日時：2019年10月1日 18時
