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6 殺人少女 ページ6
オールマイトside
『え、えと…』
なんて答えようか ここで“オールマイトです”なんて答えてしまえば彼女が報道陣に言ってしまう可能性も否めない
「まぁいいよ 人にはそれぞれ事情があるしな それよりもひどい怪我だ 病院に行きな」
意外にもすぐに引き下がってくれて助かった
『ﾎｯ あぁ、そうさせてもらうよ』
「オールマイト」
『え？』
「あんたオールマイトだろ」
『え？』
自分でもわかるほど動揺してしまった
なんて答えるべきか いや、なんと言おうが彼女は私がオールマイトである と確信しているのだろう
どこでそんな失態を犯してしまったのか
「無言は肯定と捉えるぞ」
『え、いや、私は…』
煙が消えかけてる やばい、生徒たちにこの姿を見られてはおしまいだ…!!
なんとかしてここをでなければ…!!
「私からしたらあんたはどーでもいい でも、その姿を生徒に見られてなにかされたかと思うのは安易に想像できるだろう そしたら私が
『え』
思っていた返事ではなかった 彼女はどーして私を逃がしてくれたのだろうか 普通ならば問い詰めるはずだ
「だから早く病院行きなー 後遺症でも残ったら私の首が飛ぶ」
く、首が飛ぶ…!? なんつーヒーロー事務所なんだ それは!!
『!? わ、わかった ありがとう 私は病院に行くよ』
ビュンっ
思っていたよりもいい少女であった
だが彼女は
彼女は
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作成日時：2024年1月9日 7時
