11 疲れた ページ11
フラグ回収の速さがパないのよ 私はフラグ回収の神ですかっていうね……はぁ
『なんでしょーかー…？』
「
やっべー できるだけ早く起きるようにしたのが裏目に出たか
『いや、“殺した”というよりは“祓った”なんだけどね』
「祓った…？」
『あー…私は東京都立呪術高等専門学校というところから派遣された準1級呪術師 さっき
「呪い……」
『あんたらが思っているようなまじない云々とかじゃなくてね “呪い”ってのは人間から流れ出た負の感情のこと 私達はそれを“呪霊”って言ってる 』
「呪霊……だが──」
『呪いは呪いでしか祓えない それにあんたらには呪霊が見えない』
「見えないのか!?」
『信じられないのならあこもさみどりが叫んだところを見たっていう奴に聞いてみなよ ‘何があって叫んでいたのか’って 絶対‘わからない’っていうから そもそも呪霊はパンピーには見えないんだよ まぁ稀に見えるやつもいるけどね』
「…まだまだ聞きたいことは山ほどあるが、とりあえずはわかったよ 最後に君がここにいた理由を教えてくれないか」
『しらんよそんなの』
「!?」
『だって任務だってことしか聞いてないし ねずみに聞けば何かわかるんじゃない？』
「ねずみ…えっと校長先生、経緯を説明していただけますか？」
「わかったなのさ! ここ最近生徒の身の回りで不可解なことが起こってね、怪我を負う生徒が何人も現れたのさ そのことを国に相談したら呪術師という方を呼んでくれるということになったのさ!!」
『それが私ってわけね』
国に相談するなんてまぁ大袈裟な そんなに生徒が大事なのか まぁ、実際窓が何人か死んだからそれも仕方ないか
「あ、狗巻さん…!!」
『あ、補助監督』
「警察の方は私が何とかしますので狗巻さんは先に車に戻っておいてください」
『ん、わかった なるはやでね』
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ガチャッ
『はぁーーー…疲れた…』
まじでガチで冗談抜きで疲れた もさみどりが異様に突っかかってきたせいだ あの執念まじやばいわ
『帰ったら硝子と遊ぼうかなー
あ、でも報告書やんなくちゃ──』
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─!! ─巻さん!! 狗巻さん!!!
「狗巻さん!! 着きましたよ」
『え、あ、あぁ ありがと』
寝ていたようだな まぁ疲れてたし しゃーない
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作成日時：2024年1月9日 7時
