ネットに埋もれないで (ページ6)

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6.白ページ6

次の日ふっかさんに言われた通りみんなに俺の事を話した。

ネットのいじめ。
今主犯者を探していると。

そう言うとみんなは簡単に
「ラウールの探してる人絶対見つけるからね！」

と言った。

そんなんじゃ、見つからないよ。
それに、見つかったとしてもそんな感じじゃ
死ぬんだ。

そのくらい手強いんだよ？

説明したくても出来ない。

もちろん、見つけてほしいけど
そのくらい手強いと言えばみんな断ると思って。

ふっかさんだけは唯一その事を知っている。

ふっかさんはその話をする度
「大丈夫、何があってもみんな守るから」

って言うけど
ふっかさんがいつか消えそうで怖かった。

その時ギーと音を立ててドアが開いた。

ぜぇぜぇと息を切らし俺の前へ来た。

「どうにかしてくれ！！このままじゃ、俺の家族壊れるんだよ！」

いきなり俺の肩を持ってそういう彼に
少し待ってもらおうとしたが

「今すぐだっ！」

と言われ
どうしようと思ってると

落ち着いて
深澤「お名前は？」

とふっかさんが聞くと

岩本「岩本照です。どうにかしてください！」

深澤「落ち着いて、何があったか教えてください！」

岩本「住所特定されてネットで拡散されているんです。それに、俺の家族の写真も。色々な人に相談したんですけど、今1番強い、ネットいじめの主犯者だって言うんです！」

それって過去に俺を陥れたあいつだ。

岩本「どうしたら、いいんですか！」

今、そいつの事を調査しようとしていたところだったからまだ何も準備は出来ていなかった。

深澤「その、いじめの主犯者、今から調査しようと思ってたんです。少し時間がかかります。」

岩本「そんなこと言ったら、俺の家族どうなるんですか！めちゃくちゃだよ…」

深澤「落ち着いてください！じゃあ、ここに部屋が余ってますからそこでご家族と解決するまで居てください。」

岩本「でも」

深澤「その代わり、協力してください。俺らに…そいつ絶対見つけ出しますから！」

岩本「わかりました、協力します」

部屋を貸す代わりに協力すると決めた岩本さん。

話が終わり俺は部屋に戻りパソコンで
また、あいつを探してる。

@ntsbs_12

このアカウント、話しかけてあげると
ちゃんと返信をするが

何もボロが出ない。

乗っ取りも唯一出来ないアカウント

主はどんな奴？