ネットに埋もれないで (ページ4)

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4.橙ページ4

しょっぴーがなんで？

向井「それ、ほんとですか？勘違いとかないですか？それに、目黒さん？あなたと、しょっぴーは今日初めて会ったんですよね？」

俺がそう言うとふっかさんは

深澤「言い忘れてた。めめはね、思ってることがわかるの。だから、この事務所にネットいじめの主犯者が自ら来てくれるとすぐ解決するの。」

渡辺「そんな…」

目黒「言っていいかなぁ」

そう呟きソファに座り
ふっかさんの方を見て

目黒「渡辺さんがいじめてたの、ふっかさんっすよ。」

深澤「へっ」

まさか自分だと思ってなかったふっかさんは
驚いていた。

しょっぴーは下を向いていた。

深澤「そ、そうなのか？翔太。俺、信じてたのに。」

ふっかさんはしょっぴーに向かい
そう言うが本人は下を向いたまま。

深澤「俺はね、3年前ネットで仲良い友達が出来たんだ。趣味も、好きな芸能人も、一緒でネットだけど話しててとても楽しくてこの人と実際に会ってお話がしたいと思った。
けど、お互い忙しくて会う日はなかった。
けど、変わらずネットの中で話す日々…
だけど、ある日から返信が遅くなった。
たまに、無視されることもあった。
それで、その人に問い合せたところ悪口を言われ、その人の仲間である人まで俺の悪口を言い、散々叩かれブロックされた。
あんなに、良い人だと思ってたのに、その人は…俺を叩いて逃げた。
それから、3年。まさか、ここでその人に出会うなんて。なぁ、翔太。」

ラウ「な、何か理由があったんですか？」

渡辺「そんなの…俺悪くない！」

目黒「なるほど、そういう事か。」

渡辺「勝手に見るなよ！人の考えてること！」

目黒「理由があるなら、話した方がいいっすよ。」

渡辺「3年前、話しかけられた。同級生に。
いきなりだったよ。街を歩いてたらさ。
その人に言われた。
ふっかがSNSを始めたって。
最初はだから何？って感じだった。
別にふっかのとこが嫌いとかじゃなかった。
そしたらその人がふっかと友達になって
仲良くしたあとめちゃくちゃ叩けって言われた。
その人は俺の弱みを知っていて、断ることが出来なくて、やってしまったんだ。」

深澤「そいつ誰？」

渡辺「言えねぇよ…そんなことしたら俺…」

目黒「弱みですか…」

渡辺「お前、見るなよ。俺の弱み。」

するといきなりふっかさんは立ちしょっぴーの前へ
行った。

深澤「俺、許すから協力して…いいよね？」

渡辺「協力？」