ネットに埋もれないで (ページ3)

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3.橙ページ3

その時ギーと音を立てドアが開いた。

若い男性がそこには立っていて
ラウールが対応する。

ラウ「依頼ですか？」

？「予約した…」

ラウ「あっ、予約された宮舘さんですか？」

宮舘「そうです」

深澤「こちらどうぞ」

俺らは邪魔かなって思い立ち上がると

宮舘「あなた達もそこに居てください。」

向井「居てもいいんですか？」

この依頼者の宮舘さんはそう言った。

そして宮舘さんは喋り始めた。

宮舘「実は、俺じゃなく友人がネットでいじめを受けていました。
それは酷い内容でした。
最初は友人が自撮りをアップした時、ブスとか言われてたんですが、どんどん酷くなって…
なぜか、友人の勤務地を特定されていたり、家まで…
そんな中次勤務地に現れたら家を放火すると言われそれから、友人は仕事に行けなくなりました。
それから色々な面で落ち込み、ついに1週間前俺は友達をなくしました。」

深澤「警察には…」

宮舘「友人はまだ言ってなかったと思います。」

深澤「じゃあなぜ」

宮舘「ここに来れば…すぐに特定できると思ったんです。警察、遅いって聞きますから。お願いです！
お金はいくらでも出します。」

宮舘さんの話しを聞いたあとも
しょっぴーは青白い顔をしていた。

向井「しょっぴー、具合悪かったら言って？」

渡辺「大丈夫、大丈夫…」

その時またギーと音を立ててドアが開いた。

そこにいたのもまた、若い男性だった。

するとその男性を見て
ふっかさんとラウールは手を振った。

向井「ん？知り合い？」

深澤「ああ、紹介するね。目黒蓮。同じく深澤事務所で働いてる…」

目黒「目黒蓮です。はじめまして…」

目黒さんはしょっぴーを見ると
止まった。

向井「め、目黒さん？？」

目黒「あっ、あなたは…」

みんなが注目している。

目黒さんはしょっぴーを見て

目黒「黒です」

黒！？

向井「黒って、どういう事ですか？」

目黒「黒、わかりませんか？」

深澤「まさか、翔太…」

渡辺「え、いや…」

目黒「あなた、向井さんって言いますね？」

向井「はい」

目黒「あなたはなかったんですか？ネットでいじめられたこと」

俺は思い返してもそんなことは1度もなく…

向井「ないですけど？」

目黒「渡辺さん、あなたはネットいじめの主犯者ですね？」

しょっぴーが！？

俺はしょっぴーの目を見ると
逸らされた。